クルーズ船の寄港が相次いでいます日南市 油津港。
最近では、少し前のいわゆる「爆買い」が全国的にも収束してきたと言われていますが、日南に来られるクルーズ客の動向も明らかに変わってきており、飫肥城下町や鵜戸神宮などの観光地をじっくり回るなど、日本の文化・自然などに触れようとする傾向に変わりつつあります。
そういった中で、何度も選ばれる寄港地となる為にも、日南の自然の魅力を満喫できる「体験型観光」に昨年から取り組んでいます。
きっかけは、参議院議員で元ビーチバレーボールオリンピック代表選手である朝日健太郎さんとの出会いです。
港湾振興などに取り組まれている朝日先生とお話しさせていただいた時に意気投合し、クルーズのお客様にビーチバレーをはじめとする砂浜での体験型観光をサポートいただいています。
場所は、大堂津海水浴場。
「ビーチフェスin日南」と題して先週行いました。
今回の船は「ダイヤモンド・プリンセス」です。
そして、この取り組みのターゲットとしているのは、クルーズ船の中で仕事をされているクルー(乗組員)の皆さんです。
大型クルーズ船になると、クルーの人数も1000人を超えたりします。
出港から帰港までずっと仕事をしているわけではなく、交代交代で休みを取られます。
なので、寄港地に到着するとお休みの方は船を降りて食事やショッピングなどをされます。
日南の取り組みは、クルーの皆さんにも照準を当てて行なっており、船会社としても立ち寄りたい港を目指そうとしています。
ビーチでは、市内のスポーツ少年団のこどもたちも参加し、ビーチバレー、ビーチテニス、ビーチフラッグやシーカヤックなどの体験・交流を行いました。
また、フードコートも設置され、昼食には地元食材を使ったパエリアの提供もありました。
写真を見ていただくと、外国人の方と一緒にバレーを楽しんでいる地元の子どもたちの様子が分かります。
昨年もダイアモンドプリンセスでしたので、このイベントが2回目のクルーの方もいて、一年ぶりの再会を喜ぶ場面も見られました。
港があることで、普段、外国の方と接する機会の少ない地方の子どもたちがこのように交流できることも大きな効果だと感じます。
改めまして、この取り組みは、朝日健太郎先生との出会いがなければ実現しませんでした。
朝日先生は、物腰柔らかく、現場を楽しく盛り上げてくださり、また、この取り組みを国土交通省などの国の場にもご紹介くださるなど、日南にとっても大変ありがたいですし、もっと大きな視点で日本のクルーズ振興にも大きな力を発揮されています。
心からの感謝を申し上げ、またこれからも変わらぬ交流・サポートもお願いし、日南も頑張ってまいります!!