私の故郷であり、現在も住んでいる日南市ですが、私が子供の頃と比較しても大きく変わったなと思うのは、小学校や中学校のクラス数の減少です。
つまり、子供の数が減っているということです。
先月は、私の実家がある徳之峰地区で毎年開催されている「春祈念」に行ってきました。
敬老会を兼ねて行われる地区の楽しい恒例行事です。
ステージでは、踊りやカラオケなど、いろいろ出し物が行われ、それを見ながらの宴会をするという行事になります。
私が子供の頃ももちろん行われていて、子供もステージでの出し物をするために1、2か月前から練習をするのが恒例でした。
いろいろ思い出がある、毎年楽しみにしていた地域の行事です。
私が大人になってからも、機会があったときに何度か参加していたのですが、年々会場にいる子供は少なくなっていました。
そして、遂に、この春の「春祈念」では、地元の子供は「ゼロ」でした。(あえて言えば、私の1歳の息子だけ。)
私にとっては、かなりの衝撃でした。
また、先日、日南市役所での会議に呼んでいただき、出席してきました。
その時の市役所の部長の発言でも、高校を卒業する年にあたる18歳の子供は毎年800人ほどいるそうですが、そのうち日南市内に残るのは約1割だという話がありました。
80人ほどしか残らないことになります。
もちろん、市外や県外の学校に進むことも大変良いことですので、その後戻ってこれれば問題ありません。
しかし、現実は、そうとはなっていません。
若い世代が少ないため、著しく子供が減っているわけです。
責任世代ともいわれる子育て世代が、安心して働くことのできる環境が必要なのですが、厳しい現実があります。
どうすれば若い世代が地方でも安心して仕事をし、家庭を持って生活していけるのかという考察を、明日以降書きたいと思います。