「活動日記」カテゴリーアーカイブ

リコーダーのやさしい音色

オハイエin高岡今日は、宮城県仙台市で毎年開催されている「とっておきの音楽祭」を取り上げたドキュメンタリー映画を見てきました。
映画のタイトルは「オハイエ!」。
←会場は、高岡町でした。

街の路上や公園で、障害のある人もない人も一緒に演奏し、歌い、踊り、街行く人が観客となる音楽祭です。

ダウン症の荒川知子さんが吹くリコーダーに感動しました。
障がいがあるないの問題ではなく、本当に心に響く、やさしい音色でした。

6月20、21日に、それぞれ都城と宮崎で開催される上映会では、知子さんのコンサートがあるようなので、マジ行こうかな。

今回、映画「寒川」の助監督である坂元君が、宮崎各地での上映を行っていて、その関係でチケットを買いました。
映画にものすごい情熱を持って頑張っている坂元君。相変わらずすごいです。

映画の内容と、頑張っている坂元君の姿に刺激を受けた時間でした。
俺も頑張らねば。

子供と真正面から向き合うこと。

「カリタスの園」の児童養護施設で毎週一回行っている学習指導ボランティアについて、今回は書きたいと思います。

今は、基本的に毎週木曜日に行っていて、中学2年生の男の子を受け持っています。
先週教えに行った日は、ちょうどテストの前日でした。
なので木曜日だった昨夜は、そのテストの採点結果を施設職員の先生が教えてくれました。
結果は、・・・86点!
普段は、計算問題は解くけど文章題はいつも手つかずのその子なんですが、先週の家庭教師の時間に、「このパターンの文章題が出るはず!」という私の予想問題を一点集中で訓練しまして、見事に的中。
本人としてもばっちり理解して解けたようで、答案を嬉しそうに見せてくれました。(イエイ!)
文章題について苦手意識が強く、どうせ問題文を読んでも解けないという思い込みがあり、これまでなかなか鉛筆が動かないのですが、これをきっかけに打開できればなあと思っています。

昨夜は、子供がちょっと気を良くしているうちに、解らないし嫌いだからやらなくていいと言い張っていた英語の勉強を始めることにしました。
前々から狙っていた作戦です。(笑)

これが、学生時代に結構な数をこなして身に付けた、私の家庭教師でのテクニックであります。
上から抑えつけて指導するのではなく、今回のような成功体験をどうにかして力業でさせたり、「この人の教え方なら理解できるかも」と思わせる演出をして、子供に「一緒に頑張ってみようかな」と思わせられればこっちの勝ち。(笑)
子供に対し、下手(したて)に出るようなことはしませんが、子供の中から自然と信頼感が生まれるよう、真正面から全力で取り組みます。

私自身、そんな子供と向き合える時間が楽しいのです。

話は変わりますが、先日、NHKのにっぽんの現場「君を信じておれは待つ ~暴走族脱退ボランティア~」という番組を見ました。
週末、暴走族のたまり場になる広島の繁華街で、少年達に話しかけ、暴走族から引き離す取り組みをしている方のドキュメントでした。
その方は、仕事は別に持たれている中年男性の方で、警察と連携して、ボランティアで活動をされていました。
たあいのない話を続け、少しずつ少年達の心を開かせる。なんとか立ち直らせようと尽力するが、期待通りにはいかず、何度も約束をすっぽかされ、逮捕される少年も・・。
それでも、その方は、少年を信じて接触を続け、見守り続けていました。

ここまで真剣に真正面から子供たちに向き合っている姿に、心からすごいなと思いました。
やっぱり、いつかは私もそのような仕事がしたいなと改めて思いました。

今、家庭の複雑な事情などにより、悩みを抱えている子供たちは多く存在するのに、虐待や非行行動など実際に問題が表面化しないと対応がスタートしない現状ではないかと思います。
もちろん、警察や児童相談所などの関係機関の現場で仕事をされている方は一生懸命対応されていますが、発生件数がものすごく増えているので、その数に追われ、立ち直らせるまでのフォローまで社会の仕組みとして対応できてないように感じています。

これからの社会を担うべき人間が自立できる環境を作らないと、支えられる人が増え続け、国家として地域として、社会保障費を賄いきれなくなるのではないかと思います。
私もこの分野について現場と制度をしっかり勉強して、少しでも良い社会づくりがしたいと、その番組を見て改めて思いました。
この国に生まれた子供達に、頑張れば未来は拓けるということを実感させられるようにしなければ。

ブレーキ

今夜は、毎週一回行っている児童養護施設での学習指導ボランティアの日でした。
子供とワイワイ言いながら直に接することは、私にとって、とても良いリフレッシュになっています。

ご無沙汰しております。
またまた、ブログ更新にブレーキが。
日々に流されています。(苦笑)
いかんです。頑張ります。

初鹿野さん打ち合わせ(日南市青年団)先週末は、日南市青年団が7月に開催を予定している「地域活性フォーラム(仮)」の打ち合わせの為、講師をお願いしている初鹿野さんの元を訪ねました。
写真は、NPO法人「きよたけ郷ハートム」事務所での打ち合わせの様子です。

子供虐待防止講演会H20.6.1その後、宮崎大学にて行われた「子ども虐待防止講演会」に向かいました。
テーマは、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)についてでした。
日本では、この虐待について、ほとんど認知されていないようです。
一般的な虐待の外傷とは異なるため、周りが気付く事ができずに、事故として扱われてしまっているだろうとのことでした。

虐待の話とは変わりますが、先日、NHK教育で里親制度を説明する番組がありました。
今、放送されているNHK連続テレビ小説『瞳』でも、里親制度が取り上げられています。
こうやってテレビで取り上げられることにより、この事について、多く方の理解が広がると思うので、とても良いことだと思います。

ということで、久々のブログを書いています。
毎日なにかしら思うことを書き留めておくことが、一日一日を大切に過ごさねばという自分自身に対する意識付けになると感じているので、また今日から仕切り直しで頑張りたいなと思います。

先日、武井さんから「芸能人でもない俺ら普通の人間が、「今日は何した何食べた」なんて書いても興味を持つ人なんていないわけだから、なんとなくだらだら書くくらいなら、時々の更新になってもしっかりと思いを書いた方がいいぞ」と言われましたが、全くその通りだと思います。
頑張るぞ、おー。
(とか書いておきながら、今日の内容は、「今日は何した何食べた」のレベルですね。まだまだ浅い私であります。(苦笑))

幼児教育の大切さ。

ついに、九州南部が梅雨入り。
雨の宮崎の夜です。

せいぐう保育園☆3月に、清武町にある「せいぐう保育園」の卒園式に呼んでいただき、出席させてもらいました。
かなり前のことになりましたが、素晴らしい保育園だなと心から思いましたので、書きたいと思います。

なぜ呼んでいただけたかというと、せいぐう保育園で英語を教えていらっしゃる先生と以前から知り合いで、その方が園長先生に私の話をされたらしく、そんな若い方にこそ保育の現場を是非見てほしいと言ってくださって、私なんかが行っていいのかなと不安になりつつも滅多にない機会だなと思い、見学のつもりで行かせてもらいました。
行ってみたら「来賓」ということになってまして(苦笑)、「みやざきみらいフォーラム代表」と「地域活性化塾どんげネット代表」という肩書きで、卒園式の式典中に紹介されました。
(私のプライベート名刺を、その英語の先生が園長先生に見せていたみたいです。他の来賓の方は、県立高校の元校長先生や教育評論家の先生、宮崎市議会議員の方と、私・・・。保護者の方より若い私は、あまりに場違いな気がして恥ずかしかったです(苦笑)。先日、愛車レガシィの部品の交換でSUBARUに行ったら、整備士の方が、「崎田さんの職業は何ですか?」と聞かれました。その方は、その日、保護者として卒園式に来られていたそうです。若いのに、何者だ?(もしくは、何様だ?)と思ったのかもしれません。ごもっともな疑問です。(笑))

卒園式ということで、卒園証書授与とお別れの歌を歌うかわいい姿を見させてもらう感じかなと、そんな想像をしながら行ったのですが、なんと言いますか、もうほんとに凄かった!
式典中の子供たちの、背筋を伸ばして前を向き座っている姿、返事の声、卒業証書をもらいに行く時の態度、そのどれをとってみても素晴らしかったです。
年少さんも含めて、落ち着きなくキョロキョロしてしまう子供がいなくて、みんな式典というものの意味が解っているのか、本当によく集中していました。
そして歌の時間になると、とっても元気よく歌う子供たち!

その時の空気を、上の文章でちゃんと伝えられているか不安です。
私の稚拙な表現だと押しつけた管理の結果そうなるのかなと思われてしまうかもしれませんが、そんな感じじゃないんです。
子供たちの目はキラキラしてましたし、凛として姿勢を正して座っている姿、生き生きとして歌っている子供たちに、本当に心から感動しました。
まさか行くまでは、卒園式でそのような感動する気持ちになるとは思いませんでした。

式典が終わってから、園児たちによる、みやざき県民総合スポーツ祭の開会式でも披露されたというマーチングの曲の演奏がありました。
上の写真が、その演奏をしている様子です。
東国原知事にもお褒めの言葉をもらったというその演奏は、本当に素晴らしかった.。゚+.(・∀・)゚+.゚

幼稚園児に、ここまでの集中力をつけさせる教育というのは、どのように行われているのだろうと心から思いました。

子供たちを見ていて、厳しいだけのスパルタ教育の結果という感じはしませんでした。
それだけでは、あのような生き生きとした目をしながら、あれだけの集中力を生むとは思えないのです。

この「せいぐう保育園」の教育方法を、もっとよく知りたいと思いました。
機会があれば、今回のような座っての演奏ではなく、噂のマーチングを生で見てみたいなと思いましたし、運動会でそれが見れると聞きましたので、是非行きたいと思います!

このような機会を与えてくださった、その英語の先生と、園長先生に心から感謝申し上げます。

福岡で過ごした大学時代に、児童養護施設で毎週日曜日に子供たちと遊ぶというボランティアをしていまして、その時に、幼児の子たちともよく遊びました。
鬼ごっこをしたり、土筆を取りに行ったりするなどして普段は遊びましたが、保育園の運動会に行って、子供と一緒に父親参加競技に出たり、参観日に行ったりもして、ボランティアの割には、かなり濃く接する機会を持たせてもらいました。
その施設では、年に1回、基山という山に山登りに行ってまして、幼児の子たちの引率の手伝いをする時など、距離が長くてくじけそうになる子供たちに、「頑張って歩いて、頂上でおいしいお菓子を食べるぞ、オー!(笑)」とか語りかけながら、なんとか頑張って自分の足で登り切らせ、最後に達成したときの喜びは格別でした。

幼児期の教育というのは、本当に大切だと思います。
人としての礎を作るこの時期に、愛情をもって接していくことの大切さを、僅かな経験しかありませんが、大学時代のその経験から感じています。

先日、孤児の父と呼ばれる「石井十次」の友愛社で勉強させていただいたときにも改めて思いましたが、資源の無い日本が安定した社会を築いていくためにしなければならない投資は「人」だと思っています。
国や地域を引っ張っていく人材を育てていくことも大切ですし、どのような境遇に生まれても、頑張れば頑張った分だけのチャンスが与えられる社会づくりをしなければなりません。
生活保護や児童養護の分野において、誰しもが社会において自立していけるだけの力を身に付けられるようにするためには、やはり「教育」が重要です。
そういう意味で、限られた財政の中において高い効果を上げるためには、「人材育成」に投資を行うことで、社会の下支えをしなければならないと思っています。

「せいぐう保育園」の卒園式に出席させていただき、教育の大切さを心から実感させてもらった一日になりました。

夏米良、もうすぐ。

基本的に書かない仕事の話ですが、今日は(0時を回ったので昨日は)、仕事で西米良村に朝から夕方まで行ってました。
村役場や消防団、地元の区長さんたちと一緒に山々を巡り、調査を行う、「災害危険箇所点検調査」という仕事です。
仕事の中身は、例によって例のごとく今回もブログには書きません。

小川城址公園①今回、昼食場所が「小川城址公園」でした。
(←昼食後の休憩時間に撮りました。)

公園内の古民家にある食堂で、猪そばを食べました!
手打ちそば、とってもおいしかった。
注文したのは、猪そばとおにぎりだけなんですが、なぜか机の上には、竹の子の煮つけと高菜の漬物。「この油味噌も食べて」とおばちゃんが持ってくる。
田舎のおおらかさ満点であります。
(毎回、上記の料理があるわけではないのであしからず。この辺も田舎のおおらかさです。(笑))

西米良村の小川地区に出張に来たときは、いつもここでお昼を食べてます。ささやかな楽しみの一つです。

小川城址公園②
今年の夏は、この西米良で「夏米良芸術祭」が開催されます。

その内容は、カメラマンの小河孝浩さんのブログをご覧ください。
小河孝浩さんブログ (2008年5月18日のブログに内容が簡潔に書いてあります。)

小河さんと、画家の小松孝英くん、グラフィックデザイナーの須賀田さん、この3人のアーティストが中心となって開催されます。
私も何度か実行委員会に参加させてもらいました。
事務局が、役場の総務企画課内に既に設置されています。

昼食後、ベンチに座って、2枚目の写真を撮りました。
天気が良く、爽やかな風も吹き、とても気持ちよい5月の西米良でした。