前回のブログに書いているとおり、先日の3連休で横浜に行ってきたのですが、なかなか東京近辺にも何度もは行けぬということで、もう1泊延泊しまして、とある講演会に参加してきました。
それは、「青山社中」という株式会社が主催する講演会です。
講師は、2009年に「チェンジ」のマニフェストを掲げて、33歳の若さで現職を破って横須賀市長に初当選した吉田市長です。
就任から2年間、財政基本計画の策定や、企業・観光客誘致のシティーセールスに力を入れ、成果を挙げる一方、現状に合わせたマニフェストの見直しも発表されている市長です。
若い市長ということで、どのような人物で、どのように市政を運営しているのか興味があり、聴講させていただきました。
会場に入る前は、非常に若い市長ということで、何でも前向きでトップダウンで物事を決め、ガンガン突き進むタイプなのかなと勝手に想像しておりました。
しかし、特に講演後の長めに時間が設定されていた質疑応答の中で感じたのは、もちろん前向きで発想が柔軟な方でしたが、その手法はトップダウンではなく、人の話をよく聞き、どちらかというと市職員の力を引き出そうとされているタイプのリーダーでした。
また、実施されている施策は、民間を中心に据えた内容で、コンセプトを設定したら絶対ぶれないとか、逆転の発想で勝負をしていることなど、お話を聞いていて大変ワクワクするものでありました。
中身を細かく書き出すと長くなりますので、ここまでにします。
大変勉強になりました。
最後に、この講演会を主催した「青山社中」についても書きたいと思います。
私が2年前に厚生労働省に出向していた頃、現役若手キャリア官僚による「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」というグループと少し交流をさせていただきました。
以下のHPを見ていただくと分かるとおり、本も2冊出されているなど、とても活発に活動をされているグループです。
プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)のホームページ → http://projectk.jp
(ものすごく高度なレベルのMfnetと言いましょうか。いや、だいぶ違いますね。(苦笑))
立ち上げを行った方は若手の経産官僚でして、現在は次のもっと若い世代に任せて、その方自身はプロジェクトKの運営に携わっておりません。
と、言いますか、今は経産省すら辞めてしまいました。
プロジェクトKの立ち上げ世代は、他省庁も含め、数名いっぺんに辞めてしまいまして、株式会社「青山社中」を立ち上げました。
その青山社中HPトップには、以下の文章があります。
http://aoyamashachu.com/
青山社中は、「世界に誇れ、世界で戦える日本」のための人材・政策・組織を創る新しい会社(株式会社)です。会社設立は、2010年11月15日(坂本龍馬の誕生日かつ命日)です。
これまで私達は、霞ヶ関で働く若手国家公務員として、「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」を結成し、霞ヶ関の縦割り打破、政策立案能力の向上を目指した改革の実現に向けて活動してきました。このたび、一部メンバーが霞ヶ関を飛び出し、広く日本全体の活性化に向けた行動を起こすため、「青山社中」を設立しました。
このまま霞が関に残っていれば、国家の中枢を担いながら、様々な仕事もできたと思いますが、このような決断をされたというのは、官僚や政治家という手法だけでは日本の活性化・立て直しを成し遂げられないと感じられたのではないかと思います。
この行動力に、敬服します。
自分もしっかり自分のフィールドで頑張らねば。
また、この日は、以前のブログにも書いていますSさんとも久々にお会いすることができました!(嬉)
2009年11月30日のブログ「初めての生「プロジェクトK」。」
いろんな方との出会いは、なんとなく日々に流されてしまっている自分自身を、しっかり頑張ろうぜと奮い立たせます。
ホントに頑張らねば。面白く頑張っていきましょう。