4月26日(土)に、『地域活性化塾どんげネット』と『やまびこ会』との交流事業を行いました。
「やまびこ会」とは、綾町にあるSAP・商工会青年部・地域活性化塾ワークキャンプ綾・青年団が集まって組織された会です。
『綾de料理』と題して、新鮮で美味しい綾の農産物の収穫から食べるまでをまるごと体験し、調理のほかにも竹を使ったmy箸作りにもチャレンジするという内容で行いました。
↑1枚目の写真は、最初の集合場所にて、参加者全員で記念撮影したもの。
撮影者は、どんげネット新代表の三浦。
・・・写真の右が切れてるぞ(ノ`Д´)ノ
←最初に訪ねたのは、キュウリのハウス。
キュウリ農家の「やまびこ会」メンバーから、収穫の方法などの説明を受けました。
刃のついた指輪みたいな物を指に付け、それで切って収穫します。
こうやって収穫したものは、夜の交流会での食材になります。
今回、どんげネット側からの参加者は、11名。
女性8名、男性3名でした。
参加者について、今回は、どんげネット以外の方にも呼びかけをしました。
いろんな農家さんを見て回るには、また、交流を深めていくという意味でも、今回の内容では、このくらいの人数が適度な感じでした。
宮崎に住んでもいても、なかなかこういう農業体験はできないものです。
続いて、日向夏の農園へ。
ここも同じく「やまびこ会」メンバーの農園です。
ここでも日向夏の説明をしてもらいます。
↑このブログで恒例(?)になりつつある、女性に囲まれての一枚。(笑)
黄色がとっても鮮やかな日向夏でした。
←次は、酪農農家。
綾で酪農をしているのは、ここの一軒だけとのことでした。
ここの牛乳は、白水舎「宮崎平野の牛乳」になっているとのことです。
綾町の中心部にある「綾手づくりほんものセンター」で売られているソフトクリームは、ここの牛乳が使われています!
ここでも酪農について、いろんなお話が聞けました。
とっても勉強になります。
続きまして、「ドラゴンフルーツ」のハウスへ。
このフルーツには、いろんな栄養があり、高血圧や動脈硬化予防などに良いらしく、その他にも特に「目」に良いらしいです。
次は、レタスの畑へ。
ここは、「やまびこ会」の代表である前田さんの畑です。
前田さんは、綾町長の息子さんです。
お父さんそっくりのお顔です。
このレタスは、収穫し終わった後に、切株から自然に生えてきたもの。
稲刈りが済んだ後、稲の切株から芽が出る二番穂の米を「しって米」と言いますが、それと同じ理屈だそうです。
好きなだけ持って帰ってもらってかまわないとのお言葉をいただき、みんなでたくさん収穫しました!
←これは、なんだか分かりますか?
池に鳥を見に行ったのではありません。
正解は、合鴨農法で栽培されている水田です。
合鴨たちが泳いでいるところであります。
効用としては、合鴨がいることで雑草や害虫を餌として食べてくれるので、農薬を使わなくて済みます。
ここまでは、米も作っている兼業農家で生まれ育った私にも分かりましたが、加えて、アイガモが泳ぐことにより土が攪拌され根を刺激し肥料の吸収が良くなるなど、稲穂の成長を促進する効果もあるそうです。
それにしても、かわいい合鴨たちでした。
近くを猫が通ったら、一目散に全員で逃げていきました。(笑)
最後の訪問場所は、「陶房 八十一」。
窯元見学をさせてもらいました。
綾町には、窯元がたくさんあります。
ここでも、製造工程など、いろいろ説明してもらいました。
綾町ならではの見学場所でした。
そして、第二部に突入!
綾町公民館の調理室をお借りして、これまで見学してきた農家さんたちの野菜を使って、参加者全員で料理をしました。
前田さんの奥さんのご指導の下、みんなで協力して行いました。
今回の大きな目的の一つに、「交流」があります。
共同作業する中で、会話が弾んできたかな?
↑楽しそうな笑顔に、主催者としては嬉しい限りです。
今回は料理だけでなく、交流会で使う箸も手作りしました。
竹を、手刀で削ります。
・・・私は、とっても料理が苦手な為、箸作りに逃げました。(苦笑)
ダメダメな私です。
↑私です。
この作業は、楽しかった!
無心で削っていると、トランス状態のような感じに。(笑)
←調理室は後半戦に突入。
綾組と宮崎組の会話も徐々に増えてきてるよう。
最後の盛り付けです。
料理ができたところで、交流会のスタート。
綾の野菜をふんだんに使ったパスタやサラダ、豚肉とキュウリの料理と、豚肉で野菜巻き巻き、にんじんスープ・・・などなど、どれもこれも超おいしかった.。゚+.(・∀・)゚+.゚
綾の底力を実感しました。
ふぞろいの竹の箸たちも、笑いを誘い、非常に和やかに。
有機栽培で作った「にんじんジュース」を飲ませてもらったのですが、びっくりするくらい甘かった!
もちろん砂糖など何も入れてなくて、ただミキサーでジュースにしただけとのこと。
感動しました。
←左から、「やまびこ会」代表の前田さん、私、地域活性化塾ワークキャンプ綾OBの日高和幸さん、倒れかかっているのが「どんげネット」新代表の三浦。
今回、とっても充実した時間を過ごさせてもらいました。
綾町「やまびこ会」の皆さんには、心から感謝です。
私と同世代の若者が、農業に情熱を注いでいる現場を生で見ることができて、非常に刺激を受けました。
私にとっては、この事を生で実感できたのが、この日一番の収穫でした。
また今回は、とても自然な形で交流ができたように思います。
交流と題して、ただ飲み会をするだけでは、なかなか関係を深めるのは難しいところもあるかと思いますが、こうやって仕事の現場を見せてもらったり、一緒に料理をするという共同作業をする事で、自然に会話が弾んだように思います。
←そして、二次会。
綾町には、青年組織が使える施設がありまして、そこに場所を移して、二次会を行いました。
女性陣も、ほぼ全員参加!
とってもとっても盛り上がりました。
綾側の若い男子はもちろん、宮崎側の女子も楽しそうで、今回、実はドタバタしながらの準備で少し疲れ気味だったのですが、彼ら彼女らの笑顔を見てると、そんなこと全部吹っ飛びました。
帰りは、飲んでましたので、参加した女子2人に車で送ってもらったのですが、その車の中で2人から「本当にいい時間が過ごせた」という感想が聞けました。
2人が言っていたのは、自分が取り組んでいる農作物について説明している彼らの目は、みな輝いていたとのこと。
そして、普段仕事でいろいろ悩むことがあるけど、今回の事業に参加して、様々な職種の人たちに会い、刺激を受けることができたので、また明日から自分の仕事を頑張れるような気がしてきたとのことでした。
本当に、全ての疲れが吹っ飛んだ瞬間でした。
そして、私も、農業青年たちの目の輝きが、清々しく心に残った一日になりました。