日南市細田地区に、新たに「認知症対応型通所介護事務所」が完成いたしました。
詳しくは、後半の市役所広報室の文章をご覧ください。
若い経営者の方が、非常に熱い情熱を持って取り組んでくださっています。
開設をされた場所は、細田小学校と細田児童館のすぐ近く。
当初は、少し離れた場所に計画をされていらっしゃいましたが、地域よりこの場所が良いという声が上がったため、柔軟に対応し、計画を変更されました。
子ども達との様々な触れ合いも予定されており、地域の声を聞きながら、施設運営をしていこうという姿勢に頭が下がるところです。
認知症対応は、喫緊の課題です。
市内には、この事業所以外にも熱心に取り組んでくださる介護事業者の方が多くいらっしゃいます。
しっかりとした連携を図りながら、高齢者の皆さんが安心して暮らせる地域づくりにも尽力してまいります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【こちら広報室】
<認知症患者を支える施設 細田に完成>
3月30日(木)、細田小学校の正門付近に、認知症状のある方を対象に介護サービスを提供する施設「Codial Care(コーディアルケア)ほほえみの里」が完成し、落成式が行われました。
同施設は、木造平屋建てで、延べ床面積が約98.61平方㍍。看護師や認知症介護の専門職員などを含む5人が対応します。また、通常のデイサービス(通所介護)とは異なり、認知症状のある方のみが利用対象で、食事や入浴、専門的なケアを日帰りで受けられます。
今後は、中部病院内の認知症初期集中支援チームと情報共有するなど連携して、認知症患者を地域で見守る体制づくりにも取り組む方針。来月1日に開設予定で、「認知症対応型通所介護事務所」といわれる同様の施設は、吾田の「デイサービス来見遊」に次ぎ市内で2件目です。
式で酒井俊介・合同会社ほほえみの里代表社員は、関係者に感謝の言葉を述べた後、「認知症高齢者に加え、そのご家族もしっかりケアした形で、地域の皆さま方に頼りにされる施設を目指して頑張りたい」と決意のあいさつ。
﨑田市長は「高齢化の時代において、認知症の対応は地域社会の喫緊の課題。地域と連動して、地域の模範となる取り組みになることを祈念します」と期待を込めて話しました。
また、式典中には、近隣の高齢者や児童もお祝いに訪れ、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。