イクボス研修

8月に、市職員を対象に「イクボス研修」を行いました。

「イクボス」と聞いて市民の皆様が想像されるのは、「若い市長が仕事をしながら子育てもすること」かもしれません。しかし、男性が仕事と子育てを両立させていくことを指す言葉は「イクメン」です。市長である私自身も「イクメン」ではありますが、「イクボス」とは意味が異なります。

「イクボス」とは、職場で共に働く部下のワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を両立できる上司のことを指します。もちろん、対象は男性に限らず、女性管理職のことも「イクボス」と呼びます。

また、両立をしていく「生活」の部分は、育児に限らず、介護や家事のこともそうですし、その部下が大事にしている趣味・スポーツなども当てはまります。

ということで、「イクボス」の「イク」とは、部下を「育て」、組織を「育て」、上司が自分自身のことも「育てる」こととも言われています。

この考え方により、最終的には、市民の皆様のために良い仕事ができるようにと今回の「イクボス研修」を開催しました。そして、市内の企業関係者にも呼びかけをし、企業向け「イクボス研修」も別の日に開いたところです。

研修講師は、「イクボス」の存在が、職場に良い影響を与えることを紹介し、チームワークが強くなり、仕事でも結果が出てくることを丁寧にご説明していただきました。
これから日南市内に官民を問わず「イクボス」がもっと増えるよう、努力してまいりたいと思います。