この週末は、油津港まつりの「弁甲競漕大会」、「まつりえれこっちゃみやざき」と走り抜けたところですが、続く28日(月)の夜は、日南市飫肥に行ってきました。
何しに行ってきたかと言いますと、『日南をどんげかしよう』という思いを具現化するため、そのスタートラインに着こうという第一回目の話し合いがあったからです。
なぜ、このような会が開かれたかといいますと、7月12日(土)に、日南市油津で、日南市青年団主催「地域活性化フォーラム」を開催したのが始まりです。
私も、青年団役員の皆さんと一緒に企画して開催したこのフォーラムは、日南の若者に地域づくりに興味を持ってもらうことや、どんげかせんといかんと何となく思っているけど、どう動いていいか分からないという若者(もちろん私も青年団も含む)に、『気づき』のきっかけを作ることが目的でした。
その「地域活性化フォーラム」の講師は、NPO法人きよたけ郷ハートムの初鹿野聡さん。
初鹿野さんのことは、いろんな所で講演をされていますし、ケーブルテレビやMRTラジオ等々でもレギュラー番組を持っている方なので、宮崎市民であれば説明不要かと思います。
講演の中で、初鹿野さんが話されたキーワードの一つに、「大人が当事者意識を持つこと」というのがありました。
よい地域を作れるかどうかは、「当事者意識を持つ大人が地域に何%いるか」。
誰かがやるだろうとか、行政がやるべきではなく、地域のことを自分の問題として本気で考えられるかにかかっていると思います。
「住民力」というのは、地域課題を自分たちで発見し、自分たちで解決できる力だと思いますし、その為には「人づくり」が重要なわけで、まずは他の誰でもない自分こそがそれを担える『人』になる事が大切だと、私は思っています。
また、初鹿野さんの講演で、私がいつも奮い立たされる言葉があります。
『地域が変わるとき』というのは、待っていても、その時はやってこない。
自分がまず動くことが全てで、一人でできないことはない。
自分が動き出したとしても、周りが動いてくれなくて大きな波にならないときに、それに失望したり、うまくいかないのを周りのせいにするのではなく、自分の本気さが足りないから、熱が伝わらず、周りが動かないのだと考えている、という話です。
絶対、人のせいにしない初鹿野さんの姿勢に、私ももっと頑張らねばといつも思わされます。
そんな講演を聞いた人たちが、昨夜、集まりました。
秋に、フォーラムのようなものを開催する予定です。
地域を盛り上げるという「目的」を達成するための「手段」としてイベントをするはずが、いつの間にかイベントをすることが目的となってしまう・・という所に、よく陥ってしまいがちですが、今企画しようとしている秋のフォーラムでは、自分たちで地域課題を発見し、しっかり自分たちで解決できるような「大人」となるための土台がしっかり作れる内容にしていきたいです。
元旦のブログに、今年の抱負として「原点に帰る」と書きました。
一つは、行政の道を志すきっかけとなった、児童養護の分野を肌で感じられる環境に自分をもう一度持っていくこと。
そしてもう一つが、地元である『日南』で頑張ること。
二つとも、元旦に抱負を書いたときには足がかりすらなかったのですが、7ヶ月経とうとしている今、少なくとも汗をかくことのできるステージには立てつつある状況に、本当に嬉しいし、そこまで繋がれたことに不思議な感覚もあります。
そして、そんな『縁』を作ってくださった皆さまに心から感謝であります。
あとは、自分がそこで本当に頑張れるかどうか。
地域再生も待ったなしの状況だし、私も30代を目前に控え、自分の人生にとっても今からが正念場だと思っています。
さあ、やるぞ。