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崎プロ現地調査 ~農業法人・新規就農・建設業について

1/28(土)は、「みやざき政策研究会(別名:崎プロ)」で日南の現地調査・ヒアリングを行いました。
これまでにも何度か、この政策研究会のことを書いておりますが、仲間を15名ほど集めて3つのグループに分けて、それぞれテーマを設定して(「林業」「(商工業改め)産業」「子育て」)、政策づくり研究をしています。
私が全体を取りしきっています。(だから「﨑田プロジェクト」で、略して「崎プロ」です。)

なんとなく政策をつくるのではなく、個別具体的に研究対象を「日南市」と設定して、現地に実物を見に行ったり、現場で取り組んでいる方に実際にお目にかかって話を聞くなどして、現状や課題を調査し、政策を組み立てる勉強をしています。

政策の柱とするものとして、私がメンバー全員に示しているのが「社会の支え手をつくる」です。
昨年秋から、かなり色々なところを回って、様々な分野の方からお話を聞いています。

そして、3月24日(土)に日南の某所にて、その政策案の発表会を開催する予定です。
これまでヒアリングをさせていただいた方などに来ていただき、発表のあとはダメ出しをしてもらう予定です。(笑)
そこを目標にして、メンバーと議論を行っているところですので、以下のブログ報告の中では、基本的には調査を踏まえての政策案は書きませんので御理解ください。

この日、調査をしたグループ(G)は、商工業G改め「産業G」です。
12月までは商工業Gとして、「飫肥の食べ歩き町歩き」や「カツオ一本釣り炙り重」などの取組を商工会議所等に聞くなどして政策づくりに取り組んできたところですが、なんとか他の切り口でも雇用創出の柱となるようなものがないか模索中でして、私の強い希望で「農業」と「建設業」に関して現地調査・ヒアリングしてきました。

崎プロ(おびファーム)まず、朝一番で行ってきたのが日南市吉野方の「農事組合法人おびファーム」代表理事の田村通康さんのところです。

まずは私自身が農業法人のことを勉強したかったのと、若者の就職先として農業法人という選択肢があり得るものなのかを探りたくて行ってきました。

田村さんは、地域の現状やこれからの展開を考えながら、仲間とともに精力的に「攻めの農業」を展開されていらっしゃいます。

そもそも農業法人を始めようとしたきっかけのお話しから、現在抱えていらっしゃる課題、今後のビジョンについてなど、何でもざっくばらんにお話しくださいました。

私自身、兼業農家の息子ですが、何となく分かるようで分からなかった農業法人の性質が見えてきました。
大変いろいろな示唆をいただいた貴重な時間でした。
一緒に話を聞いた後輩も、帰りの車の中で興奮気味に熱く語っておりました。(笑)

崎プロ(南いちご①)崎プロ(南いちご②)

次に行ったのが、日南市北郷町で「南いちご農園」をされている南浩二くんのところです。
私が今年度参加している「振徳塾」(日南商工会議所で開催)で知り合った私と同い年の「こうちゃん」です。

こうちゃんは、大分出身ですが、宮崎大学農学部を卒業後、縁もゆかりもなかった北郷町に来て新規就農をしています。

ここでの調査の目的は、「若者の新規就農の現状を学ぶこと」です。

まず、イチゴ狩り体験をしましたが、何を言ってもメチャクチャいちごが美味しかった!!メチャクチャ感動。すごいよ!こうちゃん!!

まずは皆さんも行ってみてください!場所や時間等は、ここでチェック→http://www.iyashinosatokitagou.com/details1010.html

崎プロ(南いちご③)そして、生い立ちから大学時代のこと、宮崎のことをメチャクチャ好きになってくれたこと、新規就農するまでの様々なお話(阿蘇での厳しかった研修、実際に栽培を始めてからの苦労など)を話してくれました。

いつも優しい笑顔の裏で、本当に苦労してきているのだなと思いました。
でも、夢を持って、大好きな農業に取り組んでいるその姿はメチャクチャ輝いて見えました。

論点としては、新規就農についての様々課題を聞く中で、農業政策が抱えている構造的な問題も見えてきたことです。(補助金のあり方など)
また、吉野方と北郷町では農業・農家・農地の状況がかなり違うことも見えてきました。
あと、移住者の視点してのこうちゃんの意見も勉強になりました。

崎プロ(永野建設)この日の最後のヒアリング先は、建設業です。
永野建設(株)専務取締役である永野伸弥さんのところ(日南市酒谷)に行ってきました。

田舎(地方)では、建設業は大きな雇用先の一つです。

永野さんに、建設業が置かれている現状や、口蹄疫や3.11で起きた業界の変化、社会インフラを支えるにあたり絶対に必要な技術の継承が危ぶまれる現状など、情熱的でかつ大変論理的で分かりやすくお話しくださいました。

「技術継承」の問題は、林業チームの調査でも見えてきた課題とも共通しています。
口蹄疫も含め、各種災害の危機管理上も、建設業抜きでは地域は立ちゆきません。
この業界を安定的に継続することの必要性が見えてきました。

駆け足でしたが、これが今回の崎プロの調査内容です。

移動の車の中で、今回の話を伺っての私の政策私案をメンバーに話したら、「そんくらいじゃ甘い。ダメだ。」とすぐにダメ出しを食らいました。(苦笑)
ということで、政策の方向性などは、あえてここに書いてません。
メンバーでしっかり議論して、3/24に向かって走っていきたいと思います。

「市議会議員と語ろう会」本番。

市議会と語ろう会① 市議会と語ろう会②

1/29(日)は、ここ最近ずっと準備をしておりました「日南市民と市議会議員で市政を語ろう会」が開催されました。
私は座長を務めました。全ての進行を取り仕切ります。

まずは、どのくらいの市民の方に来ていただけるか不安がありましたが、200名を超える方に御参加いただきまして盛大に行うことができました。(もちろん、動員等は行っていません。)

市議会と語ろう会③市議会と語ろう会④

市議会と語ろう会⑤そして、「語ろう会」がスタート。
まず最初に、私が、「市議会とはどういうとこ?」という話をしました。

質疑を始めるにあたって、議会の仕事を多少思い違いされていると議論がかみ合わない可能性があると思いましたし、まずもってこの会の一番の目的である「市議会を知ろう!」ということからも、しっかり冒頭に整理したいと考えました。

この日に至るまで、複数の方の前で練習を行ってきましたので(ほとんどが飲み会の途中で強引に始めちゃうパターンでしたが(笑))、度胸はついていまして思い切って行うことができました。

市議会と語ろう会⑥市議会と語ろう会⑦

そして肝心の質疑です。
事前の予想では、質問する人が少ないのではないか・・という不安もあったのですが、フタを開けてみると質問したい方が多く、また、質問者の持ち時間の1分だけでは短すぎるという強い要望も多くあるなど、会場で手を上げている人がいない時間帯は全くなかったです。
むしろ、誰かがしゃべってる間も、次は自分に当ててくれと私にアピールされる方もたくさんいらっしゃって、当初の懸念事項は一瞬で払拭されました。(苦笑)

市議会と語ろう会⑧全体として前に進むように進行するため、多少言葉を強く発したこともありましたし、逆にまだまだ押しの強さが足りなかったかなと思うところもありました。

でも、なんとか最後まで進めることができました。
いろいろな意味で勉強になりました。

市議会と語ろう会⑨また、始まるまでは、どんな展開になっていくのか読めずにいましたので多少の不安はありましたが、ここまで準備を進めてくるまでに「日南市まちづくり市民協議会」の理事長である田中さんや実務を取り仕切った宮川さんを始め、裏で支えてくださったたくさんの実行委員の皆さんの「どんな結果になっても大丈夫、崎田君のことは守るから自信持ってやりなさい」という力強いお言葉・後押しがあったお陰で、過剰に緊張することなく落ち着いて進めることができました。

実行委員会の皆さんは、多くの方が私の両親と同じ世代でして、私のような若造に座長を任せることは一抹の不安があった方もいらっしゃったのではないかと思いますが、本当に大きな心で任せてくださり、私自身大変貴重な経験を積むことができました。
本当に感謝しているところです。

市議会と語ろう会⑩その後、反省&慰労会がありました。
(←写真は乾杯をさせていただいたところ。)

この日は、県庁の後輩2人に私の秘書(?)として雑用をやってもらいまして、その2人まで反省会に呼んでいただき、本当に何から何までお世話になりました。

当日から今日まで、感想を電話等で伝えてくださる方が何名かいらっしゃいまして、概ね良かったという声が多かったと感じています。
またやって欲しいという声も複数いただきまして、是非とも改善すべきところは改善しながらやれたらなと思います。

語ろう会の冒頭でも申しましたが、市議会は日南の未来を話し合う場だと思います。
本当に重要な場所です。
少しでも前向きな議論が始まるきっかけとなればと切に思います。

「今」に打ち込み、「未来」を切り拓きたい。

深夜の油津ジョイフル先ほど、仕事を切り上げ、日南に戻ってきました。
自宅アパアートに帰る前に、油津のジョイフルに寄りまして、今から明日とあさっての準備・整理を始めるところです。

明日は、「崎プロ」(みやざき政策研究会)の現地調査・ヒアリングの日です。
(「崎プロ」についてはコチラ→http://blog.livedoor.jp/miyazakimirai/archives/2011-11.html#20111128

「商工業G」改め「産業G」として、農業と建設業をされている方にお話を伺います。
農業法人についてや若手農家が今感じていらっしゃること、建設業の現状等をヒアリングする予定です。

市議会議員と語ろう会チラシ市議会と語ろう会「立看板」

あさっては、ここ最近のブログに書いています上記イベントです。
事前に質問事項を出してくださっている方がいらっしゃいますので、構成などを練りたいと思います。

時間は限られてます。
仕事もやることいっぱい。(苦笑)

人生においても時間が限られているなと最近ものすごく感じます。
しっかり「今」に打ち込み、「未来」を切り拓いていきたいです。

では、作業に戻ります。

「日南市民と市議会議員で市政を語ろう会」

市議会議員と語ろう会チラシ
左のビラのとおり、「日南市民と市議会議員で市政を語ろう会」が開催されます。

主催団体は、NPO法人「日南市まちづくり市民協議会」です。
(以下、略して「市民協議会」とします。)

私は、この「語ろう会」にて座長(コーディネーター)を務めます。

この市民協議会の方から座長の依頼がありまして、引き受けることにしたと同時に、このことを機会に市民協議会にメンバーとして参加することにしました。

市内の様々な職種の方が集まって組織されたNPOで、このような硬いテーマだけでなく、サンサンカーニバルなどの楽しいイベントや、花の植栽などの地域に根付いた活動もされている団体です。
硬いところで言えば、過去に二度、市長選のマニフェスト討論会も開催された団体になります。

「語ろう会」の概要は以下のとおりです。
 【日時】 平成24年1月29日(日)
         開場:12:30
         開会:13:00
         閉会:15:00
 【場所】 ふれあい健やかセンター5階
        (日南市文化センター前)

市議会議員の方は、ほぼ全員参加予定です。

入場料は無料です。
日南市民であればどなたでもご来場いただけます。

私は、冒頭に「市議会とは何?」という短い話をさせていただいた後に、市民の皆さんから市議会議員に対する質疑等に入り、その全ての進行を担当します。

もちろん台本なしのガチンコで行いますので、どうなるのだろうという不安も少しだけありますが、ワクワク感のほうがはるかに上回っています。

市議会と語ろう会「立看板」市議会は、「日南市の未来を話し合う場」です。

是非とも、市民の皆さんに理解を深めてもらい、また今後、議会に注目していただけるような会にしたいです。

今、「政治に無関心」だなんて言ってられない変革の時代に入っています。
また、地方分権や地域主権とも言われる「地域のことは地域で決めなければならない時代」にも突入しています。

市民も市議会議員も、みんな一緒になって、「日南市の未来をどんげすっかい!」と前向きな議論が始まるきっかけとなればと思います!
ご来場いただいた市民の方と市議会議員の皆さんがスムーズに発言できるよう、黒子なって思いを引き出したいです。
頑張ります。

「崎田プロジェクト」本格始動中。

赤い県庁111128
今夜の宮崎県庁は赤かったです。
赤いライトアップでした。

公私ともに、行事ごとも活動もいろいろありまして、なかなかブログにまでたどり着きませんが、日々の頭の整理のためにも少しずつでも書きたいなと思うところです。
今日も終電の日南線の中です。

黒田次長ヒアリング①黒田次長ヒアリング②

昨日の日曜は、「みやざき政策研究会」(別名:崎田プロジェクト)の日南現地調査・ヒアリングを行いました。

前にもチラリとこの政策研究会のことを書いておりますが、仲間を15名ほど集め、3つの班に分かれて、それぞれテーマ(「林業」「商工業」「家庭・子育て」)を設定して、政策づくりをしています。

なんとなく政策をつくるのではなく、個別具体的に研究対象を日南市と設定して、現状や課題を現地にて調査をしながら政策を組み立てる勉強をしています。

ここ1、2か月、かなりいろいろなところを回って、実際に人に会って話を聞いているのですが、ブログ報告が追いついていないところです。
少しずつ振り返りたいと思っています。

ヒアリング後の炙り重②
この日は、左の「日南一本釣りかつお炙り重」や飫肥の「食べあるき町あるき」の仕掛け人である日南商工会議所の黒田次長のお話を聞きました。

休みの日にもかかわらず、お時間を取っていただき、1時間の講演ともう1時間の質疑にお付き合いいただきました。
本当にありがたかったです。

まず、炙り重についてですが、「チームを組み、ルールを決め、同じ素材を使い、競争しながらブランド名を高めていく」ということを徹底されています。

飫肥の「食べあるき町あるき」もルール化、ルールの徹底、チームで連携と競争をするなど、きちっとしたコンセプトとビジョンを持って取り組まれています。

あと、何を言いましても凄いと思ったのは、スピードと行動力です。
行動こそが全てだと改めて思いました。アイデアをふくらませるだけでは前には進みません。

あと、田舎だからといって、「てげてげ」にやらないということ。
「てげてげの排除。本物にこだわる。」ということです。
これは、私が県庁で初めて仕えた上司もよく言っていたことだなと思い出しながら聞いていました。

本物をつくっていかないと残っていかないと思います。
日南は歴史や自然があり、ストーリーもたくさんあります。
しっかり生かしていく方策を考えたいです。

ヒアリング後の炙り重①ヒアリング後の炙り重③

お話を聞いた後は、油津で最近オープンした「オラレ」を見学・体験し、そして!もちろん炙り重をみんなで食べに行きました。

油津の飲み屋街の中にある「U2」という店に行きました。
カツオも肉厚で大変おいしかったです!!
他のみんなも大満足でした。

県立日南病院祭①県立日南病院祭②

続いて、「県立日南病院祭」に立ち寄りました。
災害拠点病院でかつDMATも保有する県立日南病院ですので、災害医療が担当の私としては非常に気になっていたのと、何を言いましても「こども・いのち・つなぐ会」の皆さんが活動されている日だということで行ってきました。

実は、今月初めに「家庭・子育てグループ」が、この「つなぐ会」のヒアリングにも行っていまして、そのお礼を言いに行こうというのもありました。

中に入っていくと、川口さんをはじめメンバーの皆さんが明るく元気に活動されていらっしゃいました!(右上の写真です。)

そのほか、手術室を見学したりするなど、思いのほか貴重な経験ができました。
このような催しを行っている県立病院は日南だけのようです。
元院長である柴田先生からの取り組みとのことでした。
住民にとってもありがたく、非常に素晴らしいことだと思いました。

そのあとは、数週間前に「林業チーム」が現地調査・ヒアリングを行った際に見せてもらった建築中のお宅が完成披露会をされていたのでそこに行き、最後は飫肥で短時間でしたが駆け足で「食べあるき町あるき」をしてきました。

ものすごく盛り沢山の日曜日でした!

県立宮崎病院災害訓練①県立宮崎病院災害訓練②

県立宮崎病院災害訓練③
その前の土曜日は、県立宮崎病院での災害訓練の見学に行ってきました。
これは完全に仕事です。

日曜日の宮崎日日新聞にも大きく載っていましたね。
県立宮崎病院の熱心な取り組みに頭が下がるところです。

今、「崎田プロジェクト」(みやざき政策研究会。略して「崎プロ」)が、非常におもしろいです。
現地に飛び出して、生の声を伺うことで、見えてくることがたくさんあります。

先週末に行ってきました串間市市木のNPO法人レインボーツリーの久志さんのところも、本当に凄かったです!

それも含め、少しずつ、この「崎プロ」について書いていきたいと思います。
というところでちょうど飫肥駅到着です。それでは。