「﨑田の思い」カテゴリーアーカイブ

中央から、そして地方から。

嫁とお台場に行きました。前回のブログに、「今夜続きを書きたいと思う」と書いておきながら、速攻で断念してしまっている私です。(苦笑)
今は、選挙前のため、国会は動いていませんが、人事院勧告が出るなど予算絡みの動きがあるため、その事務処理に追われている時期です。
自治体職員有志の会のシンポジウムについては、長くなりそうなので、後日に延期します。
(↑ 嫁と少し前に一緒に行ったお台場から見えるレインボーブリッジの写真)

先日、厚生労働省で働いている大学の後輩と2人で飲みに行ってきました。
彼は、「九大ボランティアサークル(略して「九ボラ」)」の後輩で、国家一種試験に合格して入省している、いわゆる『キャリア官僚』であります。
大学時代も、よく一緒に飲んでいて、当時から激論している仲でした。
九ボラの活動の一つとして、障害児施設に行き、七夕の劇をしたのですが、私が主役の彦星で、私が彼に『彦星ビーム』を放つというハチャメチャな劇も一緒にやりました。(笑)
大学卒業後、私が宮崎に戻ることになったときには、「最後にじっくり語りたいです」と言ってくれ、大学近くの居酒屋で、がっつり将来について語るなどしたのも、彼との楽しい思い出の一つです。

昨年度末に、県庁から東京行きの内示が出たときには、すぐに彼に電話をしました。
今の職場においても、私が仕事でやりとりをする課などに、「自分の先輩が来てるからよろしく」と言ってくれてるようで、何かと世話になっているところです。

ということで、もちろん、仕事後に2人で時々飲みに行っています。
昔から遠慮無く議論をする仲でありましたが、彼は中央官庁の中枢にいて、私は地方で働いている訳なので、地方分権についてなど、以前よりもまして、建前抜きの白熱した議論を焼酎片手に延々としています。
(彼と飲むと、だいたい終電を逃します。彼は酒が非常に強いので、終わるタイミングは私が気持ち悪くなったときです。(笑))

こうやって2人で語っていると、彼が国を良くしていきたいという信念を持って、官僚という立場で一生懸命頑張っているのを改めてひしひしと感じます。
大学時代の話とはまた一つ違った、本当に楽しい時間です。
お互いに厳しいことを言い合っているのですが、向こうも楽しそうに議論してきます。

国で仕事をさせてもらうようになってから、県庁時代には見えなかったことが見えてきているように思いますし、その中で彼のように細部にわたるまで本音で議論できる仲間がいるというのは本当にありがたいことです。
東京にいる今しかできないことをたくさん経験し、精一杯多くのことを吸収して宮崎に帰りたいと思います。
少しでも日南や宮崎に還元できる人材となれるよう頑張ります。

初、財務省 と 「九ボラ結婚式」。

仕事を終えて自分の部屋に帰り、シャワーを浴びて、現在、深夜3時半を回っていますが、なんだが無性にブログを書きたくなったので今から更新します。

帰りがどうしても遅くなってしまい、明日の事を考えるとブログ更新ではなく睡眠を選んでしまうのですが、今夜は体力が残っているので書いちゃいます。
せっかくの貴重な国での仕事と東京での生活ですので、今、感じていることを毎日少しでも書き留めていきたいなと思うところです。
(と、宮崎時代にも何度か書いておきながら、そのたびに挫折していますが・・・(苦笑))

新型インフルの対応は少し落ち着いたところですが、次年度(22年度)予算要求の準備に追われる毎日です。
例年よりも忙しくなってしまっている事情がありまして、係長が一人、係員が一人(私)の係に配属されているのですが、係長が長期病欠となってしまい、基本的に私一人で係の業務をこなしている状況です。

一昨日は、初めて財務省に行き、私が担当している予算の説明をしてきました。
例年は係長が説明に行くのですが、今年は資料を作った私が行かねばならぬ状況。そして、初めて足を踏み入れる財務省での説明。
財務省での説明は、何を聞かれるか分からないので、しっかり準備をして行けとアドバイスをくれる厚労省の先輩方。
資料は粛々と準備をしたのですが、説明に行く日の前夜になっても特に周りから何も言われず、なんだか一人で行かされそうな雰囲気でしたので、初めて福祉分野を担当して僅か2ヶ月、しかも300億近い予算を説明するにあたり、さすがに少し不安があり、補佐にお願いして、一応ついて来てもらいました。
結果的には特に大きな指摘事項もなく、なんとか無事に終えることができました。

まあでも、ほんと、毎日貴重な勉強をさせてもらっていると思います。
国の予算を組み立てて、実際に財務省との折衝に関わる中で、いろいろ見えてくるものがあります。

ネット上ですので、国での仕事の中身に触れるつもりは全くありませんが、1年後、宮崎に戻りましたら、休眠中の「みやざきみらいフォーラム」を久しぶりに復活させまして、私がこの1年間で学んだこと感じたことを報告させていただく予定です。
3月に、みらいフォーラムのスタッフで集まって議論をした結果、メンバーからそのような意見を頂きました。
そのときに、ここでは書けない色んなこと(笑)を話したいと思います。
またそのときに告知をすると思いますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。

ゆりちゃん結婚式?
実は、先日、結婚式を挙げました。

・・・もちろん、冗談です。(笑)
先週の土曜は、大学で同じサークルに所属していた友達(私の隣の花嫁)の結婚式に行ってきました。
場所は、白金台(東京都)。私の部屋から地下鉄で15分です。

(写真を撮ってくださったのは、花婿サマです。ありがとうございました。ゆりちゃんを幸せにしてください!)

ゆりちゃん結婚式?
サークルの名前は、「九州大学ボランティアサークル」。
略して、『九ボラ』です。
(←この日参加した九ボラメンバー全員と。)

当時、通っていた児童養護施設や老人ホームでは、初めて施設に行った学生も、「九ボラさん、九ボラさん」と気軽に声をかけてもらってました。
この『九ボラ』での経験があって、理工系の学部にいた私が、勉強していたこととは全く違う行政職の道を選ぶことになります。
ほんと、この『九ボラ』は、私にとって人生を大きく変えることとなった場所でした。

結婚披露パーティーの後も、九ボラメンバーで飲みに行き、学生時代の思い出話をしながら、お腹が痛くなるほど笑いました。
東京に来て、あんなに笑ったのはこの夜が一番だったかも。

明日は一人で横浜に視察に行ってきます。
頑張ります!

ニコさんへ。2

ニコさんへ

「ニコさんへ 2」

お返事ありがとう。
ニコさんの文章を読ませていただいての率直な感想は、15歳くらいとは思えないほど、とてもしっかりとした文章を書くことのできる人だなということです。
私自身、何もしてあげられないのに、どう言葉を並べていいのか分かりませんが、「なりたいものや夢はたくさんあって、だから今は進めます。」といったニコさんの言葉からは、しっかりと前を見据えた決意のようなものも感じました。

私が中高生のころ、30歳くらいといったら、ものすごく大人で、精神的にもしっかりとした人間なのだろうと漠然と思ってました。
そして、来月、私はその30歳になりますが、いまだに仕事や人間関係などで失敗をたくさんしますし、過去には、進学や就職が自分の思うようにはいかず、数年足踏みをしたり、痛い失恋もしました。
私なんかの経験では、ニコさんの今の状況を計り知ることはできませんが、うまくいかないときの人の気持ちが、挫折するまでの自分より少しは感じれるようになったように思っています。

うまくいかなかった経験は、いつか自分の中で役に立つことがあると思うし、そして、これから先もうまくいかないことというのはたくさんあって、夢や目標を持って頑張れる時期や、悩んでしまう時期など、その繰り返しなのだろうと私は思っています。

「何も返せなくてごめんなさい。」という言葉もありましたが、書くまでもないですが、そんなことは全くなくて、いいときも悪いときもありながらも、周りを気にせず一つ一つ自分のペースで歩いていければ、それでいいし、それが一番いいのだと思います。

取り留めのない内容になって恐縮ですが、ニコさんの文章を読んで、私はそう思いました。

「役所のイスに座ったまま、誰かに期待していても始まらない。」

厚生労働省前H21.4(←厚生労働省前の風景です。)

昨年秋頃に創設された、『地域に飛び出す公務員ネットワーク』という全国の公務員を結ぶメーリングリスト(ML)に参加しています。
総務省審議官(ものすごく幹部)の椎川さんが発起人となり、作られたネットワークで、以前、宮崎県庁に財政課長で来られていた総務省の方に声をかけてもらい、創設当初から入らせてもらっています。

このMLが、どんなものかということを説明するために、発起人の方とともに世話役をされている重徳さん(総務省)のブログの文章を一部抜粋します。

『地域に飛び出す公務員ネットワーク』とは、・・・

国・地方の公務員を問わず、所属・役職を問わず、とにかく地域社会に元気をするために、“一住民として”地域活動を実践する公務員を結びつけ、①日常的にメーリングリストで情報交換し、②地域イベントがあるときはお互いに駆けつけ、③時々オフ会(飲み会)をやる、ということを続けることによって、豊かな社会をつくっていこう!というものである。
(口コミのネットワークなので、ご関心ある方は私までお問い合わせください。)

このネットワークのメンバーを公務員に限っているのには訳がある。

いま、地方行政の最大の課題の一つは行革・財政再建である。
あらゆる行政サービスのあり方を見直し、効率性を高め、効果の低いものは廃止・縮小する。
そうした議論の中で、NPOや自治会などの地域が実施主体となることを念頭に、“住民ができることは住民自身が行うべき”という理由で、行政が直接サービス提供することをやめてしまうことも多い。

だが、その際に期待されている“NPOや自治会など”って、一体誰が担うのだろう?
行政がほっとけば、“善良なる住民”が勝手にどんどんやってくれるものなのだろうか?

役所のイスに座ったまま、誰かに期待していても始まらない。
公務員だって住民なんだから、一住民として地域づくりに参画したり、NPOを立ち上げたり、率先して地域のために汗を流すべきではないか。

NPO活動の実情や悩みも知らずに「これからは何でもかんでも行政がやる時代じゃない。住民に任せるべきだ」と言っている公務員の方々。
そういう方々にこそ、少しでもいいからぜひNPO活動に携わってもらいたい。
とにかく関心を持ってもらいたい。

(・・・・・・以下、省略。続きを読みたい方はこちらを。↓)
重徳和彦さんのブログ→http://blog.livedoor.jp/shigetoku2/
(ちなみに、この方も、実名や職業など全て公表してブログを書いていらっしゃいます。)

ということで、「地域に飛び出してる公務員」の全国ネットワークであります。
「飛び出している」というのは、人によっては、「出る杭」のように見えたりするのかもしれません。
(私自身は常に自然体ですが、県庁の中で、たまにそのようなことを言われます。(それは、褒められてるのか?牽制されているのか?(笑)))

このMLが、重徳さんが上記のように書かれている趣旨のネットワークだということ、その上で、宮崎県庁で財政課長をされていた総務省キャリアの方が、東京から私に直接電話をくださり、その趣旨に合致する人間ということで「入ってみないか?」と言ってくださったということも、とても嬉しく、参加することにしました。

(まあ、ある意味、私が「出る杭」的に周りに見られていることは分かっているので、その上で、そのような方が声をかけてくださるというのは、変な感じで飛び出しているように見えていなかったのかなと思えまして、ホッとした部分もありました。今までもこれからも地域にどんどん飛び出していく所存ですが、「本業である仕事をそっちのけで自分の好きなことだけを自分勝手にやっている奴」というような、バランスの欠いた人間にはならないようにせねばと常々思っているので。)

上にコピーした重徳さんの文章は、県庁に入った当初から私がずっと思っていたことでしたし、それを頭で考えるだけ、口で言うだけではなく、まずは自分が行動に移さねばという強い思いで今まで突っ走ってきましたので、同じことを考えている人が全国にもいるのだなということは、本当に心強く、嬉しかったです。

最近では、そのML上で、いろんな行政課題の議論が行われていることもあり、非常に刺激なります。
改めて、自分も頑張らねばと思えます。

省庁、都道府県、市町村、消防署の方など、本当に多種多様な公務員の方達が投稿されています。

そんな中、いつも興味深い投稿をされている農水省の方がいらっしゃって、以前から議論は楽しく読ませていただいてましたが、特にそれ以上は気に留めることはことはなかったのですが、東京に来てから、その方の投稿をいつものように読んでみると、なんと、私の弟と同じ課にいらっしゃることに気付きました!
(省庁は(県庁でもですが)、規模が大きいので、同じ農水省だからといって、すぐに知り合いであるとはあまり思いませんでした。)

そして、弟のことをメールに書いて送ってみたところ、とても温かい内容の返事をいただきました。
今回のことは、宮崎みたいな日本の端っこで汗をかいてきたことによって細い糸が繋がるという状況に、なんだか不思議な感じがしました。
一つ一つ目の前のことを頑張っていくことで、いろんな方との縁が生まれていく不思議さ面白さを、宮崎にいる頃から感じています。
(日南の藤沢さんともそうでした。)

なんだかうまく文章をまとめきれませんが、それが今日思ったことでした。
宮崎の公務員の皆さんで、このMLに興味のある方は是非ご連絡ください。
宮崎県庁や宮崎市役所の方で、若い方は、私みたいに東京に省庁派遣で来るかもしれませんので、良いきっかけを掴めるかもしれません。
(もちろん、このMLには、東京だけでなく日本各地のいろんな方がいらっしゃいます。)

ほんとまとまりませんが、今夜はこの辺で。

10年後、ぜってぇ負けねえと思った東京の夜。

今夜は、直属の上司である係長が、「急ぎの仕事は片付いたから帰っても大丈夫よ」と言っていただき、お言葉に甘えて早めに職場を出て、自宅近所のネットカフェで更新してます。
(とは言っても、このくらいの時間ではあります。(苦笑))

東京の桜①
土日であった昨日一昨日の東京は、桜が満開でした。
私が住んでいる市ヶ谷は、とても桜が多いところです。
河川敷や公園、近所の街並み、どこを歩いていても景色がきれいで、東京のど真ん中ですが穏やかな気持ちになれました。

初めての休日であった土曜日は、農林水産省で働いている一番下の弟と会ってきました。
(ちなみに、私は男3人兄弟でして、私が長男、次男は宮崎で救急救命士をしています。農水省にいる弟が三男です。それと、私が東京に来てからのつい数日前、次男夫婦に女の子が産まれました!私も遂に伯父さんです。)

東京の桜②一番下の弟と、久しぶりに、というか大人になってこんなに深い話をしたのは初めてというくらい色んな話をしました。
東京、そして国の中枢で働いている弟は、苦労もたくさんしているようで大変ではあるようですが、兄から見て、数年前の弟とは見違えるほど内面がたくましくなっていると感じられて、非常に嬉しかったし、純粋に私が弟から刺激を受けました。
長時間、2人でいろいろ語ったのですが、心から楽しい時間でした。

昼間に弟と会った後、夕方から画家のコウエイ(小松孝英HP)達と合流。孝英の銀座での個展に足を運びました。
もう私が改めて書くまでもありませんが、宮崎に住む20代の若者が、銀座で単独の個展を開催しているなんてすごいことです。(もちろん絵も売れてます。)詳しくは、上の小松孝英HPをご覧あれ。

その後、宮崎時代から仲良くしている記者の大輔(昨年夏から一足先に東京に転勤となってました)を始め、いろんな分野の若者数人で、街に飲みに出かけました。
半分は今回初めて会った人で、新たな出会いでしたのでそれも楽しかったですが(広島出身の方がいたので、我が地元の日南でキャンプをしている広島カープの試合を見に行くことで盛り上がりました♪)、他の数名は宮崎時代からの友人で、今は東京に居を移して、目の前の仕事に悪戦苦闘しながらも頑張ろうとしているメンバーだったので、かなりキツイ突っ込み合いにもなりましたが(笑)、非常に楽しく熱くなった夜になりました。

六本木ヒルズからH21.4(←六本木ヒルズ「森美術館」からの夜景)

その夜の最後の店では、宮崎時代からの男4人が残りました。
10年後に、みんなそれぞれどうなっているか楽しみだし、またそのときにも変わらず飲み語ろうと言いながら解散しました。
みんなそれぞれ目指そうとしている道は違うけども、だからこそいい刺激をし合えていて、また明日から自分の道で頑張ろうと思えるのだと感じています。

さあ、ぜってぇ負けねぇ。   (←何に?(笑))
そんな青く熱い気持ちになれた東京の夜でした。