「活動日記」カテゴリーアーカイブ

県庁を退職。

久しぶりの更新となってしまいました。

私、崎田恭平は、次のステージに進むことを決断し、8月31日付けで宮崎県庁を退職いたしました。
記者会見を9月の最終週に行う予定です。

9月に入って以降は、事務所を決めたり、電話やFAX番号の準備、名刺等の印刷物の準備、政治団体の設立手続きなどを行っています。
いろいろ調整事項も多く、全てが初めてのことでして、時間がかかってしまっています。

明日以降、今回の決断をした経緯や現在の心境などを少しずつ書いていきたいと思います。
今夜は、帰宅時間が遅くなってしまい、以上で終わります。

今から本格スタートです!

宇宙に衝撃を与える樋渡市長。

青井阿蘇神社今週火曜は、熊本県の人吉市に行ってきました。
何があったかといいますと、あの佐賀県武雄市の樋渡市長の講演会があったからです。
会場は、国宝である青井阿蘇神社の参集殿でした。

今回は、数年前から一緒に勉強している全国の若手有志による「龍馬プロジェクト」の仲間(人吉市議の松岡さん)から誘ってもらいました。

樋渡市長@人吉①樋渡市長は、著書である「首長パンチ」やブログはもちろん、雑誌等のインタビューなどもよく読ませていただいて、是非とも生でお話を聞いてみたいと思っていた方でしたので、大変楽しみにしておりました。

樋渡市長は、市役所HPをフェイスブック化をしたり、市役所が市内の特産品の通販事業を行ったり、最近では市立図書館の運営をTSUTAYAに委託するなどの政策で注目を浴びています。
また、30代で市長に就任され、当時全国最年少市長でした。

最近では、TBS「がっちりマンデー!!」でも取り上げられ、全国的にも大変注目を集めている市長です。
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/20120708/1.html(↑どんな取組をされているかは、こちらをご覧ください。)

樋渡市長@人吉②そして、講演がスタート。
噂には聞いていましたが、ここまでとは!!!

演題の最初に、「宇宙に衝撃を与える~」とありましたが、全くその通りの衝撃。

樋渡市長が、キーワードして講演の冒頭で上げたのが、「対等に組む」「反省しない」「何事にも『過ぎる』」「パクリ倒す」です。

民間で良いものがあれば、すぐに取り入れる。(パクリ倒す)
「組む」というのは、病院の経営や図書館の運営など、できる人にやってもらう。(民間でその分野のノウハウを持つプロに任せる)
そして、「過ぎる」くらいやり通す。ダメとなれば、トップがしっかり頭を下げ、撤退し、また次のチャレンジをしていく。

まさに、樋渡市長のバイタリティと感性の鋭さが為すものです。
そして、若い市長だからこそできることだと思います。
フェイスブックやアマゾン、楽天市場、TSUTAYAのビジネスモデルがどんなものなのか理解ができないようでは、そもそもそのような発想には至りません。

樋渡市長@人吉③また、「情報を発信する」のではなく、「共感を発信する」ということ。
この根幹が理解できてこそ、フェイスブックをはじめとするSNSをツール(手段)として最大限活用でき、目的に達することができます。

経済活動と言いますか、消費に至るまでの心理・行動について、10年前とは全く違う流れが生まれています。
そこの根っこを理解し、じゃあ何を仕掛けていくとよいのかが分かっていらっしゃるのが樋渡市長であり、これだけ注目されるのも大変納得した時間でした。

「首長パンチ」もものすごい衝撃でしたが、今回の講演を聞かせていただき、なお一層理解が深まりました。衝撃の人吉講演会でした!!

樋渡市長@人吉④樋渡市長@人吉⑤

樋渡市長@人吉⑥

樋渡市長とツーショット①樋渡市長とツーショット②

樋渡市長とツーショット③
3年前に、厚生労働省で仕事をしていましたが、真の意味での改革は、国からだけで行えるものではないと思いました。
改革は、どの時代にも、弱いところから生まれていきます。

また、樋渡市長がリーダーとなったことにより、市職員がメチャクチャその能力を最大限発揮するようになったことも特筆すべきことだと思います。
市HPのフェイスブック化によって生まれた効果もあったと思いますし、「100の議論より、1の実行」の考えのリーダーの下、チャレンジ精神にあふれるチームに市役所がなっているように感じました。

まさに、私も、樋渡市長の良いところを取り入れまくりたいと思います。
本当に衝撃の一日でした!
どんどん前に進んでいきたいと思います。

夏の大阪。

先週は、大阪に行ってきました。
夕方入りして、その次の日の夕方までという行程です。
夏期休暇(1.5日)を利用してなのですが、自己研鑽の旅です。

龍馬プロジェクト(監査法人)以前から、全国の志を同じくする仲間と勉強会(龍馬プロジェクト)をしております。
まず、最初の夜は、そのメンバーと、国や日本各地で様々な形で政策提言や実際に事業を支援するなどされていらっしゃるチーム(肩書は秘密)との勉強会です。
民主党政権における仕分け人の方もいらっしゃいました。
間違いなく日本のトップランナーの皆さんです。

地方の成長戦略について、実際にその方々が取り組まれて、成果を上げられている事例などを上げながらお話しくださいました。

お話を伺って、自分が考えてきた政策の方向について、間違いなかったと確信する内容であったのと、新しい多くの気づきも得ることができました。
そして、その後は酒を酌み交わしながら、深夜まで熱く意見交換。

京都大学藤井聡教授in天満橋次の日の朝は、大阪天満橋にて、京都大学の藤井聡教授とお会いし、日南市の都市計画から公共交通に至るまで、いろいろなことの相談に乗っていただきました。
藤井教授は、国会議員にも教えを乞われたり、テレビ出演も多数あるなど、大変著名な学者の先生です。
様々な視点でのアドバイスをいただき、大変勉強になりました。
中心市街地商店街についてのアドバイスは非常に実践的だと思いました。政策に取り入れていきます。

ピグマリオン視察を終えてその後、大阪吹田市にて、「ピグマリオン幼児学育研究所」という幼児教育に取り組まれている伊藤先生のところに伺いました。

今回の勉強会や視察を企画してくださったのが、大阪吹田市の市議で、「龍馬プロジェクト」という全国の若い政治家や志を持つ若者のグループをまとめる神谷宗幣さんです。

「地方から日本を変える」という思いで行動を起こしています。
http://ryouma-project.com/index.php

神谷さんより、教育政策を考える上でのヒントがあるとのことで、ここにも伺わせていただきました。

ピグマリオン伊藤先生内容について、今後の私の政策の中で盛り込んでいく予定なので詳細は書きませんが、非常に納得のいくものでした。
何が納得できたかと言うと、私が小学校低学年の頃に授業を聞きながら、「先生の教える考え方じゃなくて、このように考えた方が自分的には納得できるなあ」と思っていた発想であったことです。

今の時代は、先行きが不透明であり、その中をこれからの世代が生き抜いていくためには、本当の意味での「考える力」を付ける必要があります。

このピグマリオンでは、掛け算九九を学ぶにしても、本質的に理解できる工夫をすることにより、本物の考える力を付けることができます。

これは、鹿児島県志布志市のヨコミネ式保育で有名な横峯先生がおっしゃっていた理念や手法が同じであったことも大きな気付きでした。
しっかり政策に落とし込んでいきます。

午後からは、龍馬プロジェクトの総務局長である石川勝さんの事務所に行き、次に控える私の展開について、たくさんのことを教えていただきました。
ここの内容は、凄すぎて触れられません。(笑)
もちろん、正攻法、正統派の内容です。

大きな大きな収穫のあった夏の大阪でした。
どんどん前に進んでいきます。

2012県政特集「人財づくり」(宮崎日日新聞)

先ほど、自宅に帰り着きました。
県庁生活、最後の追い込みです。
県庁での仕事も最後まで頑張ります。

宮日「県政特集」Mfnet日付が変わって、昨日の宮崎日日新聞での「2012県政特集」にて、私が約5年前に立ち上げたMfnet(宮崎県内若手行政マン自主勉強会)を紹介する記事が、カラーでかなり大きく取り上げられました。

しかも、写真の目立つところで語っているのが私です。(笑)

このMfnet勉強会は、所属の枠を飛び越えて交流し、お呼びする講師の方からの学びとワークショップをすることを通して、行政マンとしてレベルアップすることを目的に立ち上げました。
(写真をクリックすると、写真(記事)を大きくすることができます。)

2007年に、5人で立ち上げを行いましたが、私がその一人です。
これまで計38回開催しています。
歴代の講師には、官民問わず、各分野で活躍されている方をお呼びしており、革新的なスーパーの経営をされているフーデリーの宮田理恵さんや、副知事時代の河野宮崎県知事、当時経済産業省課長補佐で現三重県知事の鈴木英敬さんなどがいらっしゃいます。

宮日「県政特集」Mfnetアップこの日は「コーチング」の勉強会で、講師は、長友まさ美さん。
前にも、その時のことをこのブログで書きましたが、めちゃくちゃ魅力的な方です。

そして、ちょうどこの写真の瞬間は、10年後のなりたい成功している自分になりきって、その時やっていることを語る、他の人は質問して掘り下げていくというワークショップ中でした。
「いわば、ヒーローインタビュー」と、講師の長友さんは表現されました。

将来、なりたい自分を具体的に口にすることで、具体的にイメージすることができ、夢を実現することができるというものです。

私が、10年後に自分が何をしているとして、どんなことを話したかは、……まだ公職の身分ですので、秘密です。(笑)

「みやざきわけもんフォーラム」とは。

「崎田恭平」って、どんな人物なのかとお思いの方も多いかと思います。
知っていただくために、少しずつ私自身のことを書いていきたいと思います。

7月23日の宮崎日日新聞に書いてありました私の経歴・実績の中で、『東京在住の本県出身者のUターンを支える「みやざきわけもんフォーラム」を立ち上げた』というのがありました。
これがどんなものなのかを書きます。

今回も、過去のブログのコピーになります。
2009年10月21日に書いたブログです。
この1年間は、厚生労働省社会・援護局福祉基盤課に派遣されており、東京で働いていた時です。
この年は、自民党から民主党に政権交代が起きた年です。
ちょっと前のことを書いているなーということを頭の片隅に起きながらお読みください。

(↓ここから、コピーです。)
【2009年10月21日のブログ】
より良い宮崎にどう繋げていくか。 ~渋谷と東北で思ったこと~

厚生労働省の秋②
先週、新政権樹立に伴う概算要求のやり直しが終わりました。
報道でも大きく流れたところです。

政権交代のこの年に霞ヶ関にいるというのは、まさに偶然であって、他の年では経験できなかったであろう出来事がたくさん起こります。貴重な経験をさせてもらい、本当にありがたいです。

・・・・が、めちゃくちゃ仕事がハードですので、一度で十分です。(苦笑)
しんどい日々が続きます。

わけもんフォーラム10/10①さて、2009年10月10日(土)に、渋谷のNPO法人ETIC.セミナールームにて、「みやざきわけもんフォーラム」を開催いたしました。
このフォーラムの内容(プログラム等)は、以前のブログに書きましたとおりです。
(プログラムはコチラ→「みやざきわけもんフォーラム in東京」

宮崎日日新聞に大きく取り上げていただいたので、反響が凄く、宮崎から沢山メールなどで「読んだよ!」といった連絡がありました。ほんと、嬉しかったです。
この1回目の反省をしっかりし、2回目以降ももっと良くしていきたいです。

その記事にも書いてくださいましたが、今回の企画は、私が県庁に入ってから宮崎にいる間に交流のあった当時の宮大生のK君から、突然連絡があったのがきっかけでした。
彼は、慶應義塾大学の大学院に進学していて、このブログを読み、私が東京にいるのを知り、是非会いましょうと言ってくれ、その際に他にも何名かの宮崎出身者に彼が声をかけてくれた飲み会で生まれたものです。

わけもんフォーラム10/10このとき、集まったのは私を含めて計5名。(うち女性が1人)
そのうちの多くが、今は東京で力を付けて、いつかは宮崎に帰り、起業するなどして故郷宮崎に貢献したいし、大好きな宮崎で生きていきたいと語ってくれました。

私は、宮崎県職員として、故郷に対し同じような気持ちを持っていますが、私のような公務員ではない民間で働く人が、このような気持ちでいることが嬉しく、また、頑張っている同世代のみんなに多大なる刺激を受け、こんなのを聞いてしまったら、「崎田恭平」がじっとしているわけにはいかぬ(笑)ということで、今に至ります。

東京で、宮崎出身者の若者飲み会は、ちょこちょこあるようですが、このとき集まったメンバーはそういうことだけではなく、まず第1回目の企画では、今の宮崎事情をマジメに勉強できる場を作りたいということでした。
そして、その後の飲み会で、しっかり交流しようということになりました。

そういう経緯で、今回のような内容になりました。
当日は、本当に人が集まるか不安でしたが、定刻には定員の30名がいっぱいとなり、会場には熱気が溢れていました。

まず、「わけもんフォーラム」のアイドルで、宮崎のあったかオーラが標準装備であるなっちゃんの明るい進行で始まり、我らを引っ張るつっちーのナイスな挨拶とアイスブレイクで前半が進んでいきました。(残るもう一人の発起人のたじぃも裏方で頑張ってました!)

一人目の講師は、現在、横浜市役所に派遣中で、宮崎市職員である鶴岡さんです。
演題は、『宮崎市の倒産を防ぐチャレンジ!』。
私が、「一発目の講師は鶴岡さんしかいない」と思い、凄い人がいるよと他のメンバーに説明をして、鶴岡さんに決まったところでした。
そして、さすがは鶴岡さん!
取っつきにくい財政の話なのに、非常に分かりやすく話をされ、みんな真剣に聞いていました。

わけもんフォーラム10/10②2人目の講師は私です。
テーマは、『地方分権』。
最近、よく聞くようで何となく掴みきれないこの言葉を、今の霞ヶ関での体験と、昨年の北欧での研修で学んだことなども絡めながら、自分なりに話させてもらいました。

夜の交流会では、昼間の勉強会に出席した方の7割くらいがそのまま残って参加してくださり、大盛り上がりでありました。
終えてみて、運営する側としては、いくつか反省点はありますが、第1回目としては大成功であったのかなと思います。

わけもんフォーラム10/10③今後、私がこの会で目指していくものとしては、東京にて様々な業種で頑張っている若者が集える場所を作って、刺激し合い、切磋琢磨し、そしてなんと言っても宮崎愛を確かめ合いながら、宮崎で就職したり、起業するなどして、宮崎に帰るきっかけを作れる場にしたいと思います。

そして、もう一歩進めて、宮崎で就職や起業するとした場合に、非常に厳しい現実がある中で、就職や起業したい若者にとってどういう情報や環境があれば、それが促進されるのか、また、どうすれば新たな産業や雇用が生まれるのかなどを議論し、実行に移したり、政策提言できるようなところまで持っていけたらなと思うところです。

東京という、特に経済という面では時代の最先端にある場所で、一生懸命頑張っている宮崎の若者のリアルな声をうまくまとめて、なんとかより良い宮崎に繋げられる足がかりになればと考えています。

さあ、今からがスタートです! 頑張ります!頑張りましょう!!

木村俊昭講演会次に、別の週末は、新幹線に乗って山形県山形市に行ってきました。
「東北まちづくりオフサイトミーティング」という東北3県の市役所職員が中心となって、今年立ち上げられた自治体職員の自主勉強会に参加するためです。
今回が、対外的に大きく開催する初めての講演会ということで、講師が木村俊昭さんでした。

木村さんは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられた小樽市職員で、役場職員として町づくりに取り組み、その手腕が認められて、2006年に内閣府企画官となり、全国の地域再生に取り組まれ、現在は農林水産省の企画官として同様の仕事をされている方です。
行政の業界では非常に有名な方です。

若い頃から、突拍子もないアイデアと、とてつもない行動力で地域を駆け回り、地域の人たちの心に火をつけてきた方で、私が目指すところと非常に近い部分があると思い、今回、山形に出掛ける事にしました。

講演を聞きながら、触発され、私が宮崎・日南に来年帰ったら、あれやろうこれやろうと、いろんな元気が湧いてきたところです。

山形の夜①
しかし、木村さんの講演もさることながら、もう一つ大きな刺激を受けたのは、東北の自治体職員の方たちの『熱』です!
←夜の交流会や、次の日の河川敷での「芋煮会」にて、多くの東北の自治体職員の方たちとお話させていただきましたが、本当に皆さん地元を愛していらっしゃっていて、情熱を感じました。

また、東北の方って、とっても温かいですね。
ホスピタリティーの高さを強く感じました。

「東北まちづくりオフサイトミーティング」のメンバーの皆さまには、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。

日南も宮崎も負けずに、盛り上げていきます!