夢を実現するための手段として。

こないだの週末は、お盆で親戚も集まるとのことで、実家に一瞬だけ帰ったり(滞在時間は約5時間)、県外にいる高校の同級生と久しぶりに会って、将来について語ったりなどしてました。

宮崎市青年団ビーチバレー①そんな週末でしたが、18日(日)は、宮崎市青年団が主催するビーチバレー大会の様子を見に行ってきました。

なんでかというと、先日、私が所属する地域活性化塾どんげネットと「これから交流を深めていきましょう」と確認しあった宮崎市青年団の事業ということで、まずは自分から相手方の事業に足を運んでみようと思ったからです。
(が、別の用事もあり、会場であった青島ビーチには、少しの時間しかいることができませんでした。残念でした。)

宮崎市青年団ビーチバレー②大会は、非常に盛り上がっていましたね。
実行委員の方から聞いたのは、10年以上前から毎年開催する中で、一時期マンネリ化して参加チームが固定してしまったこともあったようですが、中身を工夫して、ビーチバレー以外にも参加チームが楽しめる要素を加えるなどしていったら、参加チームが増え、また盛り上がってきたとのことでした。

こういうものは、立ち上げ時というのは勢いで進んでいきますが、数年経ってからが真価を問われるところです。
今でもメンバーが熱い気持ちを持って、改善しながら取り組んでいるというのは、すごいことです。
私も自分に置き換えて頑張らねば。

今週も、いろんな会の飲み会があったり、西都古墳まつりの打ち合わせがあったり、立ち上げたグループの今を見つめる会があったり、県外に転勤になった友達が宮崎に遊びに来てくれたので、語る中で、私の仕事でのアドバイスをもらったり、某議員を含めて激論したり(気付いたら午前2時・・)、・・合間を縫って、図書館から借りてきた本などで、スウェーデンの地方分権についての勉強をしたり、ラジバンダリの平日です。
仕事中も、プライベートの時間も全力疾走です。
怒濤のごとく毎日が流れていきます。

西都JC35周年講演会①21日(木)は、午後から有休をもらい、(社)西都青年会議所の創立35周年記念事業である講演会に行ってきました。
私も会員である青年会議所(JC)の事業ということで、スタッフとしての参加です。

西都JC35周年講演会②講師は、中園直樹さん。
宮崎県出身のベストセラー作家の方です。

今回の講演のターゲットは、中高生でした。
夏休み中の生徒達が、たくさん参加してくれました。

西都JC35周年講演会③←私です。
今回、私は司会進行を務めさせていただきました。
(地元である日南市文化センターでも、そんな経験していないのに・・(笑)。貴重な場を作っていただき、有り難いことです。)

会場は、1000人収容の西都市民会館で、客席はほとんど埋まりました。

元々、人前で話をするのを得意とはしていないので、練習のため、最近は意識して場数を踏むようにしており、あんまり緊張はしなくなってきたのですが、やっぱりいつも噛んじゃいます。(汗)
今回も、微妙に滑舌が悪かったです。(苦笑)

そんな私のことは置いといて、本題である講演の内容ですが、非常に素晴らしかったです!
中園さんは、学生時代に自らが受けたイジメの体験を元に小説を書いていらっしゃる方で、講演の中でも、まさにその多感な時期にいる子供たちへのメッセージを送っていただきました。

こう書くと、いじめの話だけだったのかなという感じですが、講師である中園さんが一番子供たちに伝えたかったのは、「夢に近づくためには、自らが立てた目標に挑戦し続けることが大切だ」ということでした。

中園さんがなぜ作家となり、小説を書いているのかというのは、自分のようなつらいイジメの体験から自殺を選択してしまう子供たちを救いたいという思いから。

自らがひどいいじめを受けていた頃に、救いを見出すため、いろんな本を読んだけれども、その気持ちを救ってくれる本はどこにも無かったとのことでした。
それは、「いじめ」を取り扱ったとされる本でさえも、いじめられる側の気持ちが理解されているとは到底思えない内容だったようです。

そして、中園さんが「いじめ」から這い上がってきたときに、同じ状況にいる人たちの救いとなるために、その気持ちが理解できる自分こそが書かなければならない、自分のようなつらい思いをする人を一人も増やしたくないとの思いで、執筆が始まったとのことでした。

なので、小説家になりたかったから小説を書き始めたのではなく、いじめで死を選ぶ子供を一人も生みたくないという夢を実現するための手段として、中園さんは小説を書き始めた訳です。

そして、実際にいじめを受けている子供のところまで自分の本を届けるには、ベストセラー作家になって、多くの人に読んでもらえるようにならないと、そこまで届く可能性は低くなるわけで、だからこそ中園さんは、いじめで苦しむ子供を救うという『夢』を実現するために、ベストセラー作家になるという具体的な「目標」を立てて、挑戦し続けたのです。

中園さんは、ベストセラーとなった「オルゴール」という作品を、自らのホームページに全文掲載しているとのことでした。
作家として食べているのであれば、本を買ってもらわなければならないのに、小説をHPに載せるというのは、「今苦しんでいる子供たちが、お金がないからとか図書館にないからとかいうつまらない理由で、苦しみから抜け出せないようなことがあってはならない」という中園さんの信念からです。

この処女作である「オルゴール」という作品は、当時、出版社が相手をしてくれなかったので、自費出版をした後に、中高生の間に口コミで広がり、2年以上かけてベストセラーになったとのことでした。

講演を聞いていて、正直、話し方の技術としては決して高かったわけではないのですが、不器用だけれども一生懸命に思いを伝えるその姿に、突き動かされるものがありました。

今回、私は、中園さんの「作家になることは、夢実現のための手段に過ぎない」という旨の言葉に一番共感しました。

例えば、何がしたいか見えてこないけど、政治家になっている人がいたりして、誰と会ったとか、次の選挙の話とかしか、その人の口から出てこない人とかがいたりすると、「そんなんでいいのか」と思い、憤りを感じることがあります。
職業は「手段」に過ぎないはずで、自分が人生をかけて何を成し遂げたいのかが最初にあって、その手段として何が適当か、自分の適正も踏まえながら職業(手段)を決めていくべきだと思います。
まあ、どの職業でも、そこまでクソ熱く考えなければならないとまでは思いませんが、少なくとも「政治家」や「作家」のような仕事は、そこをしっかり突き詰めないと良い仕事はできないと私は思います。

中園さんが小説家となることについて、当初、父親の猛反対があったようですが、「人生をかけてやり遂げようしている夢ならば、誰にも止められない」という講演中の言葉に、心からしびれました。

さあ、私も人生をかけて、夢に取り組みます。
「負けてられねえ」と思いました!頑張るぞ。

2 thoughts on “夢を実現するための手段として。”

  1. こんにちは
    ビ-チバレ-は、青島か何処かの浜で開催されたのですか
    青年団の方々も精力的に活動されているようですね
    熱い思いが伝わって来るようです
    私達も頑張らないといけませんねぇ
    出来たら、青年団の皆さんと地域活性化塾どんげネットさんと情報交換や交流を深めたいと思うのは私だけでは無いと思います
    司会。。。
    私も司会をする時はカミカミの司会者なんです
    実は、先日もカミカミ&スベリました
    終了後はゲッソリでしたよ
    いつもお忙しい感じのする崎田さん、ちゃんと睡眠と食事の時間は確保していらっしゃいますか
    何かの事業や夢の実現に対して努力している時は、つい後回しになってしまいますよね。
    (私が そんな感じなので、大事な局面で体調を崩します
    これから、急に気候が変わりますので くれぐれもご自愛下さい

  2. 交流に興味がおありなら、是非お越しください!!
    ・・って、まだ具体的な計画は何もないのですけどね・・。
    頑張って準備します。
    頑張ってるようで、サボってるような感じの日々。
    もっとやれるはずと思ったり、いやいや時々サボらないとやってられねえよと思ったり。
    うーむ、頑張ります。
    「名前は内緒です!」さんもお忙しい毎日のようですね!
    お互い頑張りましょう☆

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