「勉強会・STUDY」カテゴリーアーカイブ

臥薪嘗胆。

先日、本庁から嬉しい連絡があり、実は密かに準備を進めていたことがありまして、最近全てが終わりましたので、このブログに書きたいと思います。

今年の6月から7月まで、県職員に対して、「県政課題を解決するための政策提案や、事務の改善につながる提案・取組み事例についての募集をする」というものがありました。

『提案・かえるのたまご』という名前の取り組みで、私もチャレンジしてみようということで、自分で考えた事業を応募しました。

そして、その結果なんですが、188件の提案があったうちの最終審査に残った9件に、なんと私が応募したものが入りました!

ということで、審査委員である知事、副知事、部長・・という、県庁の幹部中の幹部の方々にプレゼンテーションするチャンスが与えられました。

その様子は、マスコミにも公開され、今週月曜日のUMKニュースと、宮崎日日新聞のネット版にその様子が流れました。
(私の姿は、そんなに長くは流れなかったのですが、数名の方から「見たよ」との連絡がありました。恐縮です。)
宮日新聞ネット記事は、ここ。(掲載期限切れになったらゴメンナサイ)

私のような20代の主事が、上記のような幹部の方々と協議や会議をするような機会はまずありません。
職員が多い分、組織が大きく、話をすることすら滅多に無いのです。
(ちなみに、「主事」というのは県庁内での役職名であります。県庁に就職したら、みんな最初は主事です。「主事」と書いて、「ぺーぺー」と読みます。)

今回、プレゼンテーションを行った提案名は、
新生『ひむか神話街道』 ~クローズアップロードの設定!
でした。

知る人ぞ知る、私が以前から執念を燃やしている「ひむか神話街道」についてであります。
「ひむか神話街道」のことが話題に上ると、宮崎県民の多くが口を揃えて言うことがあります。
今回の私の提案は、そもそもの切り口から変えようという内容でした。

結果は、・・・残念ながら知事賞受賞とはなりませんでした。
非常に残念でしたが、今回のような場でプレゼンをさせてもらい、とてもよい勉強になりました。

正直、とっっても悔しい心境ですが、この気持ちを臥薪嘗胆として、また次のステップに向かって頑張ります。

今回、プレゼンをするにあたり、関係機関に資料をもらったりする中で、西都市役所にも御協力いただいたのですが、知事プレゼンの数日前に、西都市役所の皆さんが私のために壮行会を開いてくださりました。
西都市長まで駆けつけてくださり、本当に感激しました。
(市長が来られたのはもちろんのこと、そのように段取りしてくださった課長を始め、職員の皆さんの心遣いに感激しました。)
県の出先機関の一職員に対し、こんな風に接してくださることが本当に嬉しかったので、なんとしてでも結果を残したいと思いましたが、現実は・・厳しかったです。

昨夜は、地元商店街と西都市役所、私が所属する出先機関との会議が開催されました。
その会議の冒頭で、今回のプレゼンをもう一度やってくれないかと会議の担当者から言われ、悩みましたが、資料作成にあたり大変御協力いただいた方からだったので、断り切れず、結局発表することになりました。
その会議での私のプレゼン後に、地元商店街の皆さんも、市役所の皆さんも、内容について議論をしてくださり(私が密かに落ち込んでいるのを察してのことだったのかもしれませんが(笑))、捨てる神あれば拾う神ありだなーと感じたところです。

今回、最終選考会に残ったことで、たくさんの方が応援して下さり、本当に嬉しかったです。
自分なりではありますが、頑張っている姿を見てくださる方もいらっしゃるのだなと感じられ、より一層、もっともっと真摯に頑張らねばと思うことができました。

しかし、結果は結果。
しっかり悔しさを胸に秘め、また仕切り直します。
臥薪嘗胆。頑張ります。

同期。

西都JC35周年①西都JC35周年②
6日(土)は、私も会員である社団法人西都青年会議所(JC)の創立35周年記念式典と祝賀会がありました。
厳かな式典と、みんなで一生懸命盛り上げた祝賀会で、非常に素晴らしい内容だったと思います。

祝賀会では、過激な出し物をやりました!
どんな姿形でやったのか、写真は撮りましたが、・・とてもネットに公開できないような恥ずかしい姿なので自粛いたします。
(見たい方は、要相談。)

4,5日(木、金)は、「5年目研修」でした。
(珍しく県庁職員としての話です。但し、もちろん担当業務に関係ない当たり障りのない話。)
入庁して5年目の同期が集められ、研修を受けます。
同期が一緒に研修を受けるのは、確か入庁1年目以来のこと。
(確か、次は「10年目研修」まで同期が一緒に受ける研修はなかったような。)
財政状況の細かいところなどなど、よい勉強をさせていただきました。

昼間は、みっちり研修でしたが、同期が久しぶりに集まるせっかくの機会ということで、夜は懇親会をしました。
例によって例のごとく私が幹事をしました。
非常に盛り上がったように思います。
(ブログ用に写真を撮ろうかと始まる前は思ったのですが、あっという間に過ぎて、結局忘れてしまいました。)

みんなと熱く語り合え、とても楽しい時間でした。
それぞれが、担当している業務や県政のこと、地方政治や国政について色々考えているなと感じれたところです。

その中でも、農業職の技師さんと話したときが、一番心がワクワクしました。
どうすれば宮崎の農業が良くなるか、農家さんを儲けさせることができるか、いつも全力で考えて頑張っているのがひしひしと伝わってきました。
(金曜日に、ばったり久しぶりに会った農業職の先輩も相変わらず熱く語ってくれました。(笑))

農業職の彼らを始め、同期達が考えていることを話してくれるときのその目はキラキラしちょりました。
私も負けずに頑張らんばと思った夜でした。

宮崎の若人、集ってどんげすっかい。

若人ひむかH20.830日(土)は、国富町法華嶽「八町坂」にて、北は延岡市北浦町や椎葉村、南は日南市から、県内の若者が集っての交流会が行われました。

今回の元々の出発点は、宮崎市にある「地域活性化塾どんげネット」や、それと同じように県内各地にある塾(若者グループ)との以前からあるネットワークであります。

県教育委員会生涯学習課の「若人ひむか活性化塾事業」を契機に、私も現在所属する「どんげネット」のような団体が、2000年頃に県内各地に発足しました。
最初の5年間は、県の補助があり、活動を行ってきましたが、今はありません。
現在は行政の支援を受けることなく、自分達で知恵を出し合って活動をしています。

(ちなみに、私は2005年から「どんげネット」に加入して活動を始めました。なので、実は教育委員会ががっつり関わって頃をあまり知りません。)

塾生OBである、県議会議員の図師さんや、大山食品(株)と「八町坂」の大山さん、どんげネットOBで養豚農家の黒木さん、西都市役所職員で「西都古墳まつり」でも中心人物の田爪さん等が中心となって、今回の交流会が企画されました。

若人ひむかH20.8ディベート中まず最初に、ディベートを行いました。
直前に議題が与えられ、グループもその場で作り、賛成派と反対派に分かれて議論を行います。みんな楽しみながらも真剣!
負けず嫌いの私は、燃えました。
楽しかったです。
結果は、・・・もちろん勝ちました。(笑)

その後、交流会へ。
今回、初参加の若者も大勢いて、県庁の先輩後輩、古墳まつりで一緒に汗をかいたメンバー、木城町消防団などが来てくれました。
他にも、地域活性化塾の頼れる姉貴であるフリーアナウンサーの脇谷のり子さん、元々が教育委員会の事業だったということで、県の教育委員会の先生方も参加されました。
とっても盛り上がり、お開きは午前3時でした。(笑)

で、ここからが今回のブログの本題。

今回、このような会が開催されたのは、非常に良かったと思います。
田爪さんや図師さんが、一生懸命準備をしてくださったお陰で、ディベートも真剣に楽しくやれましたし、交流会も大盛り上がりでした。

そして何を言っても、地域活性化塾として県内にできたネットワークをもう一度復活させ、新たに若者も引き込みながら、再スタートしようというのは素晴しいことだと思います。

ただ大切なのは、「何のために集うのか」ということ。
至極自然なことだと思いますが、目的を共有した中で、その手段として何をやるのかを考えなければならないと思います。
そこがないと、今の「地域活性化塾」の二の舞になってしまうと思います。
(現状として、県内にある地域活性化塾で今でも頑張ってるのは、「どんげネット」とあと僅かの団体だけというのがある。)

もちろん走りながら考えればいいと思うし、純粋に「交流すること」が目的でもいいと思っています。

これは、私が「地域振興課」に所属し、仕事として地域づくりに携わっていたときから、ずっと感じていることです。
「地域づくり」は、本当に難しい。
なにをもって地域づくりが成功したと言えるのかと、地域振興課にいるときからずっと自問自答してきたことで、現在もプライベートで地域に関わる中で、いつも頭にあることです。

ただ、個人として何をするのかというのは、実はとてもシンプルで、団体に所属して活動するという手段もあると思うし、一人できることもたくさんあり、私個人としては児童養護の分野に関わるなどして、自分なりにできることを思いを持って取り組んでいるところです。

劇的に地域を変えるのは、土台無理です。
現状から辿り着きたい目標に向かうためには、根気のいる一歩一歩を進むしかない。

・・・自分で書き出しておきながら、まとめられそうもないのですが、とにかく私としては、自分一人でできるシンプルな事から、一つ一つ取り組んでいきたいと思います。

まとまらないですが、今の自分はこの程度。以上です。

夢を実現するための手段として。

こないだの週末は、お盆で親戚も集まるとのことで、実家に一瞬だけ帰ったり(滞在時間は約5時間)、県外にいる高校の同級生と久しぶりに会って、将来について語ったりなどしてました。

宮崎市青年団ビーチバレー①そんな週末でしたが、18日(日)は、宮崎市青年団が主催するビーチバレー大会の様子を見に行ってきました。

なんでかというと、先日、私が所属する地域活性化塾どんげネットと「これから交流を深めていきましょう」と確認しあった宮崎市青年団の事業ということで、まずは自分から相手方の事業に足を運んでみようと思ったからです。
(が、別の用事もあり、会場であった青島ビーチには、少しの時間しかいることができませんでした。残念でした。)

宮崎市青年団ビーチバレー②大会は、非常に盛り上がっていましたね。
実行委員の方から聞いたのは、10年以上前から毎年開催する中で、一時期マンネリ化して参加チームが固定してしまったこともあったようですが、中身を工夫して、ビーチバレー以外にも参加チームが楽しめる要素を加えるなどしていったら、参加チームが増え、また盛り上がってきたとのことでした。

こういうものは、立ち上げ時というのは勢いで進んでいきますが、数年経ってからが真価を問われるところです。
今でもメンバーが熱い気持ちを持って、改善しながら取り組んでいるというのは、すごいことです。
私も自分に置き換えて頑張らねば。

今週も、いろんな会の飲み会があったり、西都古墳まつりの打ち合わせがあったり、立ち上げたグループの今を見つめる会があったり、県外に転勤になった友達が宮崎に遊びに来てくれたので、語る中で、私の仕事でのアドバイスをもらったり、某議員を含めて激論したり(気付いたら午前2時・・)、・・合間を縫って、図書館から借りてきた本などで、スウェーデンの地方分権についての勉強をしたり、ラジバンダリの平日です。
仕事中も、プライベートの時間も全力疾走です。
怒濤のごとく毎日が流れていきます。

西都JC35周年講演会①21日(木)は、午後から有休をもらい、(社)西都青年会議所の創立35周年記念事業である講演会に行ってきました。
私も会員である青年会議所(JC)の事業ということで、スタッフとしての参加です。

西都JC35周年講演会②講師は、中園直樹さん。
宮崎県出身のベストセラー作家の方です。

今回の講演のターゲットは、中高生でした。
夏休み中の生徒達が、たくさん参加してくれました。

西都JC35周年講演会③←私です。
今回、私は司会進行を務めさせていただきました。
(地元である日南市文化センターでも、そんな経験していないのに・・(笑)。貴重な場を作っていただき、有り難いことです。)

会場は、1000人収容の西都市民会館で、客席はほとんど埋まりました。

元々、人前で話をするのを得意とはしていないので、練習のため、最近は意識して場数を踏むようにしており、あんまり緊張はしなくなってきたのですが、やっぱりいつも噛んじゃいます。(汗)
今回も、微妙に滑舌が悪かったです。(苦笑)

そんな私のことは置いといて、本題である講演の内容ですが、非常に素晴らしかったです!
中園さんは、学生時代に自らが受けたイジメの体験を元に小説を書いていらっしゃる方で、講演の中でも、まさにその多感な時期にいる子供たちへのメッセージを送っていただきました。

こう書くと、いじめの話だけだったのかなという感じですが、講師である中園さんが一番子供たちに伝えたかったのは、「夢に近づくためには、自らが立てた目標に挑戦し続けることが大切だ」ということでした。

中園さんがなぜ作家となり、小説を書いているのかというのは、自分のようなつらいイジメの体験から自殺を選択してしまう子供たちを救いたいという思いから。

自らがひどいいじめを受けていた頃に、救いを見出すため、いろんな本を読んだけれども、その気持ちを救ってくれる本はどこにも無かったとのことでした。
それは、「いじめ」を取り扱ったとされる本でさえも、いじめられる側の気持ちが理解されているとは到底思えない内容だったようです。

そして、中園さんが「いじめ」から這い上がってきたときに、同じ状況にいる人たちの救いとなるために、その気持ちが理解できる自分こそが書かなければならない、自分のようなつらい思いをする人を一人も増やしたくないとの思いで、執筆が始まったとのことでした。

なので、小説家になりたかったから小説を書き始めたのではなく、いじめで死を選ぶ子供を一人も生みたくないという夢を実現するための手段として、中園さんは小説を書き始めた訳です。

そして、実際にいじめを受けている子供のところまで自分の本を届けるには、ベストセラー作家になって、多くの人に読んでもらえるようにならないと、そこまで届く可能性は低くなるわけで、だからこそ中園さんは、いじめで苦しむ子供を救うという『夢』を実現するために、ベストセラー作家になるという具体的な「目標」を立てて、挑戦し続けたのです。

中園さんは、ベストセラーとなった「オルゴール」という作品を、自らのホームページに全文掲載しているとのことでした。
作家として食べているのであれば、本を買ってもらわなければならないのに、小説をHPに載せるというのは、「今苦しんでいる子供たちが、お金がないからとか図書館にないからとかいうつまらない理由で、苦しみから抜け出せないようなことがあってはならない」という中園さんの信念からです。

この処女作である「オルゴール」という作品は、当時、出版社が相手をしてくれなかったので、自費出版をした後に、中高生の間に口コミで広がり、2年以上かけてベストセラーになったとのことでした。

講演を聞いていて、正直、話し方の技術としては決して高かったわけではないのですが、不器用だけれども一生懸命に思いを伝えるその姿に、突き動かされるものがありました。

今回、私は、中園さんの「作家になることは、夢実現のための手段に過ぎない」という旨の言葉に一番共感しました。

例えば、何がしたいか見えてこないけど、政治家になっている人がいたりして、誰と会ったとか、次の選挙の話とかしか、その人の口から出てこない人とかがいたりすると、「そんなんでいいのか」と思い、憤りを感じることがあります。
職業は「手段」に過ぎないはずで、自分が人生をかけて何を成し遂げたいのかが最初にあって、その手段として何が適当か、自分の適正も踏まえながら職業(手段)を決めていくべきだと思います。
まあ、どの職業でも、そこまでクソ熱く考えなければならないとまでは思いませんが、少なくとも「政治家」や「作家」のような仕事は、そこをしっかり突き詰めないと良い仕事はできないと私は思います。

中園さんが小説家となることについて、当初、父親の猛反対があったようですが、「人生をかけてやり遂げようしている夢ならば、誰にも止められない」という講演中の言葉に、心からしびれました。

さあ、私も人生をかけて、夢に取り組みます。
「負けてられねえ」と思いました!頑張るぞ。

勉強するぞ。

8日(金)の夜は、Mfnet(宮崎県内若手行政マン自主勉強会)の打ち合わせ。
またまた、いつもの宮崎市民プラザ3階です。
県庁入庁2年目のM浦とN尾の3人で、結構いろいろ議論をしました。
楽しく有意義な話ができたように思います。

普段、今回のように仕事が終わってから宮崎市で打ち合わせがあるときは、職場のある西都市からの移動なので、開始時間にギリギリ到着することが多いのですが、この日は本庁出張があり、仕事が終わってから打ち合わせが始まるまでに時間があったので、県立図書館に行ってきました。

なぜかというと、急いで勉強せねばならぬ事項ができたのです。
やろうと思っているのは、「地方分権」と「福祉」について。
ひとまず、スウェーデンなどの北欧の国がどうしているのかを勉強しようと思っています。
今回は、借りれる最大限度の5冊借りてきたので、急いで斜め読みして、必要なところはじっくり読んで、取り組むべきことの前提となる知識を習得します。
頑張りたいので頑張るぞ。