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「自然災害に負けない! ~宮崎での災害対策~」

MF防災①今日は、Mfnet(県内若手行政マン自主勉強会)を開催しました。
今回の勉強会のタイトルは、上記タイトルのとおりです。

内容は二部構成で、宮崎県庁と宮崎市役所の保健師が、東北の被災地へ実際に支援に行きましたので、その現地活動報告と、宮崎大学大学院農学工学総合研究科防災環境研究センター長である原田隆典教授による講演です。

MF防災②
まず、2人の保健師による現地活動報告です。
この高千穂保健所の宮田志保さんと宮崎市保健所の竹下亜梨紗さんの2人は、Mfnetスタッフメンバーでもあります。

2人とも思いの伝わる非常に素晴らしいプレゼンで、保健師活動の意義、現地での活動の様子、被災者の方から実際に聞いた生の声、課題や今後の取り組みの方向性などまで話してくれました。

被災者の方との具体的な言葉のやり取りを聞き、本当に当時、被災地が極限の状態であったと改めて感じさせられました。

また、宮崎に置き換えて、保健師の視点として今後やるべきこととしては、
 ○平時から住民の防災意識を高めること。減災教育。
 ○支援を行う行政の側も、災害が発生したときの対応方法をしっかりシミュレーションしておく。初動体制の確立。
 ○地域の力を見直す。
 ○保健師・医療チーム・行政・ボランティアなどなどの横のネットワークの構築。被災地では各機関の連携が非常に重要であること。
 ○日頃から顔の見える地域保健活動の重要性。孤立も防ぐことができる。
以上のような話が出ました。

MF防災③
現場で活動している保健師であるからこその、地に足の着いた話で、非常に説得力がありました。

あと、2人とも、本当に話がうまかったです。
最近、講演をしたばかりの私ですが、彼女らのほうが遥かにうまかったと思います。(苦笑)
分かりやすいし、思いが伝わりました。
勉強になりましたし、これを活かして私自身の仕事にも反映させていきたいと思います。

MF防災④原田先生のお話も非常に勉強になりました。
専門家の先生から、このようなお話を聞けたのは本当に貴重でした。
日向灘地震は、活動履歴から予測すると、今まさに大きな地震がいつ起きてもおかしくない時期に入ってきているとのこと。
また、宮崎市における津波の浸水予想シミュレーションも見させていただきました。

本当に、災害を具体的にイメージして、どう対応していくかシミュレーションしたいと思います。
「落とし穴は己にある。専門家の勉強不足、自己満足は、挑戦する力と本質を見抜く力を衰退させる。」
という言葉は非常に重かったです。
しっかり勉強と対策を継続していきたいと思います。

原田先生から最後に、「イメージしておくことが大事」というお話が改めてありました。
時間が経つと、いろいろ認識が薄れてしまいます。
自分自身に現実に起こりうると普段から想像できるかが大事なことだと改めて強く思いました。
みんなで、もしもが起きても対応できる宮崎にしていきましょう!

講演会、直前。

2011夏の公園
またまたブログ更新がストップしてしまいました。
この夏は、非常に仕事に追われています。
このまま9月県議会に突入かと思うとゾッとしますが(苦笑)、しっかり確実に物事を前に進めていかなければと思うところです。。

ここ数週間、空き時間を見つけて集中して取り組んでいたのは、いよいよ明後日に迫りました講演の準備です。
日南商工会議所青年部(YEG)の例会の中で行われる勉強会にて講演をさせていただくことになりました。

これまでも何度かプライベートにおいて講演会講師で呼んでいただいたことはあるのですが、今回ほど色々悩んだことはないかもしれません。。。
今までは、経験したことがないからこその怖いもの知らずといいますか、なんとか勢いでやれていたところがありましたが、今回は、事前に頭の中でシミュレーションすればするほど「大丈夫だろうか・・」と考えすぎてしまっているような感じです。
「失敗できないぞ」というプレッシャーを自ら(勝手に)感じてしまったところがあったかもしれません。

しかし、直前になり、少し開き直ってきたところも出てきました。
変に自分を大きく見せようとしても見透かされるでしょう。
細かいテクニックに走ることなく、今できる精一杯のことを、誠心誠意、魂を込めてぶつかるのみです。

ただ、今回はいろいろ悩んだことで、自分の中で詰めきれてなかったことが詰めていけたようにも思います。

具体的には、自分の中の原点と、自分が到達したい目標がどこなのかについてです。
そして、そのために今からどうしていくのかを改めて真剣に考えました。

・・・かなり抽象的な表現ばかりですね。(苦笑)
とにかく、その全てを、明後日の講演にぶつけたいと思います。
うおー!全力でぶつかりたいと思います!!
頑張ります!!!

ロリポップキャンディー。

ゲンキTV①ゲンキTV②

今週火曜日のこと。
←県立宮崎病院の敷地内です。

何をしていたかと言いますと・・・

UMKで放送中の県政番組「みやざきゲンキTV」の収録です。
毎週日曜、朝9時35分~9時50分に放送中の番組です。

ゲンキTV③ゲンキTV④

ゲンキTV③どんな内容だったかと言いますと・・・

・・・写真を見て御想像ください!
9月4日(日)放送予定です。

・・やっぱりざっくり内容を言いますと、写真の中に疲れたドクターがおりますが、こんなお医者さんが生まれないような宮崎にせんといかんです!というところです。

カミカミでしたし、目が泳いでたと思いますし、難しいし恥ずかしかったです。(苦笑)
どんな出来上がりになってるでしょう。

あ、6、7年前も同じ番組に出ましたが、あの時は古代人コスプレだったので、それを考えると今回はだいぶ普通ですね。(笑)

P.S.
番組内容について、延岡で大貫診療所を開業されている榎本先生にアドバイスを頂きました!
ちゃんとそれを踏まえた内容にしたつもりですが、そうなってますかね。ドキドキです。(苦笑)

学会と自治会夏祭り。(夏の週末の過ごし方)

出張、行事、イベントが多く、何が何だかの最近です。

金曜の最終便で東京から帰ってきた後、久々の我が家に帰りましたが、すぐにパソコンとにらめっこ。

宮崎救急医学会①土曜日に都城にて「宮崎救急医学会」がありまして、そこで発表することになり、そのプレゼン資料を作るためでした。
(これは仕事です。)

ここずっと、もろもろの仕事に追われてしまっていて、結局プレゼン資料の作成はギリギリになってしまいました。
(言い訳をすれば、東京出張がまさにこの分野の出張でしたので、国の動きも盛り込まねばならず・・というところもあります。はい。)

この学会では、その発表に加えて、パネルディスカッションでのパネラーの依頼もありました。
宮崎救急医学会④私が行いました発表についても、このパネルディスカッションの前に行われる基調講演的な位置づけです。

今回は、そもそもが公開されている学会ですので中身も書いてしまいますが、このセクションのテーマは「災害医療」でした。
東日本大震災を受けて、宮崎ではどういう対策をしていくのかが主なテーマでした。
パネラーは、大学や県立病院、DMAT等に力を入れている民間病院の医師の先生方、消防の方、そして行政が私でした。

宮崎救急医学会③パネルディスカッションというのは初めての経験でしたが、限られた時間の中ですので進行が大変であったろうと改めて感じたところです。

事務局の皆さまは本当に御苦労されたと思います。お疲れさまでした。
私自身、医療の学会にちゃんと参加したのは初めてでしたが大変勉強になりました。ありがとうございました。

仮屋講夏祭り2011①水曜から土曜まで出張続きで、事務が完全に滞っていましたので、学会が終わって都城から宮崎市内に向かい、県庁で書類に埋もれた机と仕事を片付け、次の日の日曜も朝から続きをしまして、夕方までに日南に戻ります。

というのも、地元自治会での夏祭りがあるためです。
(私が住んでいるのは日南市の「仮屋講自治会」です。)

そして家族で楽しく夏祭りに行ってきました・・・・・では全くなく、タオルを首に巻き、1人で、動きやすい格好をして祭り会場である地区の公園に向かいます。

仮屋講夏祭り2011②何をするかと言いますと、地区の青壮年部として、屋台で焼き鳥やポテト、飲み物販売の運営をするためです。
本当は、昼からの準備から参加すべきところだったのですが、前述のとおり仕事のため準備には参加できず、祭りスタートからのお手伝いでした。

嫁は、「体は大丈夫?・・そこまで無理せずとも・・・」と言ってくれましたが、気は張ってますし、元気いっぱいで(?)会場に向かいました。

最初は、焼酎や焼き鳥を売ったり、フライドポテトを袋に詰めたりなど手伝いましたが、途中からは炭火の前で、最後までひたすら焼き鳥を焼き続けました。

仮屋講夏祭り2011③夏の夜空の下、子供たちや会場に来られた方々の笑い声を聞きながら焼き鳥を焼き続けるのも楽しいものです。
また、青壮年部の先輩方ともイロイロお話しできました。

(ただ一つ悔やまれるのは、最初から準備等に参加できなかったこと。お昼からされてた皆さんは、本当にお疲れだったろうと思います。来年は頑張ります。)

そして、21時頃からその公園で打ち上げをし、2次会は近くの居酒屋へ。
(正確には、自治会長さんが居酒屋を経営されていまして、閉店後のその店の場所をお借りしました。星倉の「あじさい」です。よかお店です!!)

結局、深夜1時頃まで、その場におりました。
青壮年部の役員の皆さんが、無事に終えて晴々しい顔で飲んでいらっしゃったのが印象的でした。

「地区の皆さんが喜んでくれれば!」という思いだけで、一生懸命に裏方で動かれています。

まさに、これぞ地域コミュニティの原点。
こういった皆さんがいらっしゃるからこそ「地域」が作られます。
こういうかっこいいお父さんたちの背中を子供たちが見てくれれば、また次の世代も汗をかいてくれるのではと思います。
ほんとに皆さん、打ち上げはすがすがしい顔でした。

・・・ということで、来年は、私もちゃんと準備から参加したいと思います。(苦笑)

「ヨコミネ式幼児教育」を学ぶ。

歌舞伎町110803①
ここずっと忙しく、またまたブログ更新が滞りました。
今夜は、新宿に来ています。
出張です。今日から2泊3日。
しばらく仕事のピークが続きますが、何とか時間を見つけてブログ更新したいところです。

そんな中だったのですが、先日、日南商工会議所青年部と日南市役所有志による合同勉強会に参加してきました。
以前から、商工会青年部の会長にお誘いいただいていた勉強会でしたので、何とか事前に頑張って仕事を調整しまして参加することができました。

講師は、鹿児島の志布志で保育園を経営されている横峯吉文さんです。
「ヨコミネ式教育法」で注目されている方です。

会長のものすごく素晴らしいから!というご推薦と、事前に横峯先生の保育園を密着取材したテレビ番組のDVDを見ておりましたので、私自身も何としても講演を聞こうと思っておりました。
DVDを見てみると、子供たちがものすごいことになってるのです!

横峯さんのご講演で、印象に残ったことを取り急ぎ簡単ですがまとめます。

○子育ての極意
 1.子供を大人として扱うこと。大人扱いすることで、子供は自ら成長する。
 2.責任がないと成長をしない。子供に責任を持たせる。
 3.目的を明確にすること。横峯さんの場合は、「子供を人間的に自立させること」、「経済的に自立させること」を目的としている。

○子供は、そもそも「成長したい欲求」がある。
 教えて何かをさせるのではない。
 また、子供は難しいことは嫌がるし、簡単すぎることは飽きてしまう。
 しかし、背伸びしてできるかどうかのところは楽しんでやろうとする。
 「自ら成長したいと思わせる仕掛けづくり」をするのが大事。

○自ら学ぶことが大切。
 その本質は、「理解力」「思考力」「洞察力」。
 薩摩藩の教育は、「教えない教育」。
 つまり、自分で調べて考える力が重要。
 本質を見抜く力を養う。

○1週間に数回の塾にお金を使うのではなく、自宅で自ら毎日学んでみようとする環境・仕組みづくりが重要。こちらのほうが、はるかに効果が高い。

講演中にメモを取ったことを書き綴っただけですが、日南での講演ではこのようなお話を聞きました。

そして実は、その数日後に、実際に志布志に行き、横峯先生の保育園を視察させてもらいました。
これは、日南の商工会とは全く別で、私が参加している全国で同じ志がある仲間との勉強会にて「ヨコミネ式教育」を学ぼうというのが偶然にも同時期に話がありまして行ってきました。

生の現場は本当に凄かった。
これについては、後日、内容を整理して書きたいと思います。
「教育は何のためにするのか」というのを深く考えさせられる経験でした。

歌舞伎町110803②今夜は、せっかく東京に出てきましたので、大学時代の同じサークルの後輩で、厚生労働省で働いている官僚と飲みに行ってきます。
仕事が終わるのが遅いですので、飲み会開始時間も遅いところです。
彼が、5、6名の官僚の後輩を連れてくるとのこと。

私が以前から常々言っている地方分権について激論になるだろうと予想しています。(笑)
後輩から、「アウェーですけど大丈夫ですか?」とメールがありましたが、先輩をなめるんじゃない、かかってきなさいという感じです。(笑)

コテンパンの袋叩きにあうかもしれませんが(苦笑)、楽しんできます。
それでは行ってきます!