﨑田 恭平 のすべての投稿

自治会から地域と未来を考える。

帰宅途中の日南線の中から更新です。
4月は、年度始めということで諸々の仕事に追われてますが、サクサクと書きたいと思います。

楠並木通りH23.4東京の「みやざきわけもんフォーラム」の元気娘、早大生のくるみちゃんが、また人とは違うクルミらしいことを企んでいるようなので、おじさん(崎田)は注目しています。(ワクワクしています。)
さあ、どうなっていくか楽しみだ。
羽ばたけ、くるみ!
(くるみブログ→「みやざきムスメの東京日和」)

この「わけもんフォーラム」は、本当に刺激的なメンバーがたくさんいて、今、やっぱり大注目は、中国に飛び立った田鹿くん(通称:たじぃ)です。
宮崎大学卒業後、リクルートに入社して数年働いた後に、この春に中国に飛び立ちました。
中国に飛び立ってから、ブログの文章が生き生きしています。
どんどん力を付けているのが、ビシバシ伝わってきます。
(そのブログはこちら→「アジアを味わうたじぃログ」)

くるみちゃんも、たじぃや中国から刺激を受けた様子。
何を隠そう、私自身も、この二人をはじめ「わけもんフォーラム」のメンバーにたくさんの刺激をもらっています。

負けずに私もでっかくなりたいと思います。

徳之峰の春H23では、昨日予告していました「自治会」について書きたいと思います。
ただし、自治会だけの話ではなく、先週のブログに書いた「地方議会」との関連です。

東京から日南に帰り、この春で1年になります。
自治会では、地域の一斉清掃日など顔を合わせる中で、ご近所の方と少しずつ会話をするようになっているところです。
私自身、職場が宮崎市内ですし、休みの日でもなかなか自宅にいないことも多く、、、まあ、じわりじわりです。

この日曜は、地区の公民館の清掃でした。
うちの自治会は規模が大きいようで、10以上の班に分かれており、私は「5班」にいます。
そして、この日は5班で公民館の掃除をし、終わったあとに年度始めの班会が行われました。

私は、班会としては初めての参加でした。
生まれ育った日南市の吉野方地区であれば、まあほぼ知ってるおじちゃんおばちゃん達なので、特に不安もありませんが、全く違う地区ということで少しだけ緊張しました。
しかし、参加してみると、地域の様子がなんとなく分かってきて、やはり非常に良かったです。
(班長さん、とっても人の良い方です。笑顔が素敵。)

班長や自治会長さんが熱心にお世話をしてくださっており、非常に良い感じだなと思いました。

そして、それが終わるとMfnetがあったので、身支度をして宮崎市内に向かいました。
すると、いたる所で、市議会議員選挙の出陣式(?)が行われている様子が目に入りました。

ということで、宮崎まで運転しながら、「自治会」と「市議会」について色々考えたわけです。

自治会に世帯主として関わるようになり、改めて考えてみて、地域における困りごとを市役所に伝えるだけなら自治会が十分に力を発揮するであろうと思います。
議員と違って支援者とかそういうことではなく、自治会の役員として地域をまんべんなく見ていらっしゃるわけで、様々なことを一番よく御存知であろうと思います。

今回、日南市議会の議員定数が同規模自治体と比べて多すぎると、定数削減の条例制定本請求をしたのは、まさにこの自治会です。
もし、本当に、市議会が地域の陳情・要望を言うだけの場所になっていれば、そんなに数は要らない・・という主張も納得できます。

ちなみに、私は、議員定数が多いのがよいのか少ないのがよいのかについては、広く市民の声を集めたいのならば定数を増やせばよいし、少数精鋭でプロの政治家による議論を行いたいのならば定数を増やせばよいと考えており、予算的には前者であれば一人分を少なくし、後者は多くすればよいと思うので、少なくとも単純に予算で議論されることではないと思っています。

どういう議会を目指すのかが、まず議論されるべきです。
双方のメリット・デメリットをきちんと整理し、どちらが良いのか市民による議論(プロセス)を経て、決められるのが良いです。

そして、私の考えとしては、自治会がしっかりと機能するのならば、議員定数はうんと減らし、政務調査費や秘書などもしっかり付けられるくらいにして、執行部(市役所)とガチンコの議論ができるようにした方が良いと思います。
但し、これは自治会が前提にあるので、そこが異なるのなら異なります。
議員を時給制にして、うんと増やすのもありでしょう。

ただ、議員定数を増やすにせよ減らすにせよ、地方議会が地区の陳情・要望を言うだけの場であれば、これからもっともっと市民の心は離れていくと思います。

今、私の中学の同級生など同世代と話していて、行政が抱えている借金について話題に上ることがよくあります。

若い世代は、この国や地域の未来に不安を抱えています。
今までどおり、補助金等の引っ張り合いをしていても仕方がないことは若い世代ほど分かっていると思います。

まさに今、統一地方選が行われているところですが、地方議会にこそ、将来を見据えたワクワクする未来を感じられる議論を行っていただきたいと切に願っているところです。

ということで、今日はここまで。

P.S.
世界で今一番勢いのある中国の話を冒頭でした後に、「自治会」の話なんて渋すぎる(小さすぎる)・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、でも、これも大事なことなのです。
強い日本を取り戻すには、一人一人の地力を高めなければならないと思っています。
このブログではいつも書いていますが、その一つの手段となりうるのが地方分権であり、そういう意味で、自治会も地方議会も本物としていくことがその具体化であると思います。
ガンバロウ日本!強い日本の復活だぁ!!

お互いを理解しあえる社会をつくる。(性同一性障害について)

この週末、土曜は所用がありまして自分の運転で福岡(田川市)日帰りをしたり、夜に運転して日南に帰ってきて、日曜は朝から地元自治会の公民館掃除等に参加したり、昼から宮崎市に行きましてMfnet勉強会に参加するなどして、今回もちっともじっとしていない週末でした。

自治会について今回思うことがあったので、それについては明日書きます。

Mfnet2011-4②Mfnet2011-4③

今日は、日曜午後からありましたMfnetについて書きます。
今回の講師は、竹下直汰さん。
性同一性障害について、テーマは真面目に、でも直汰さんのキャラクターで明るく楽しく説明してくださいました。

直汰さんは、体は女性として産まれてきましたが、脳は男性として産まれてきた方です。
今回、学んだ最初の大事なことは、性同一性障害は「先天性」であるということです。
よく「体は男性、心は女性」とか言われますが、心ではなく「脳」が体とは別の性であるのが性同一性障害です。

Mfnet2011-4①直汰さんご自身の初恋の話や初めて彼女ができたときの話から、自分自身の状態にずっと悩み苦しんできたこと、東京で自分自身と同じ状況の方と出会い、カミングアウトする決意をしたこと、ご両親へ伝えた時のことなどを真摯に話してくださいました。

どこかで「性同一性障害は先天的なものである」というのは聞いたことがありましたが、改めて本人を前にして話を聞きまして、はっきりと私の中で意識が変わりました。

今後、自分もそのような子供を持つかもしれませんし、周りにもカミングアウトする人も増えるでしょう。

そして、何を言っても、カミングアウトしやすい社会を作らねばならないなというのが、今回一番学んだことです。
そのような社会づくりをしていきます。

竹下さん、本当に素晴らしい講演、ありがとうございました。

シロマティ23年4月②シロマティ23年4月①

Mfnet終了後は、カリーノ前のTテラスにて、我らMfnetが誇る天才(!?)漫才コンビ『シロマティ』も出るイベントがあり、漫才を聞いてきました。(二人とも県庁職員です。)

いやあ、さすがです。大好きよ。
今日も、大変良かったです。

”オトコ”・”オンナ”どっち? ~捨てるものからできたつながり~

今日は告知です。
今週末の日曜です!
元気がもらえる時間になると思います!!
お気軽にお越しください。
(参加される方は、必ず以下のメルアドに申込メールを送ってください。)

第28回 Mfnet -Miyazaki fun! network-
”オトコ”・”オンナ”どっち?
 ~捨てるものからできたつながり~

■開催日:2011年4月17日(日) ※11:00集合
■講師:竹下 直汰さん(green bird宮崎チームリーダー)
■タイムライン
 11:00~
 green birdに参加 @橘通り東3丁目 冨山ビル前集合
 13:00~
 竹下さん講演(ランチをとりながら)@CORNER
 15:00  終了
■参加費:1,500円(ランチ代含む)
■申込み・問合せ先
  E-mail miyazakifun@yahoo.co.jp
  ※メールにて氏名・所属等をお知らせください。

詳しくは、以下のURLをご覧ください。↓
http://www.geocities.jp/miyazakifun/yotei.html

『地方議会』考。

ミーティングただ今、統一地方選のど真ん中。
前半戦が終わりまして、今から後半戦が始まります。
ということで、地方議会について思うことを少し書きます。

おとといの宮崎県議会選挙は、過去最低の投票率で50%を割り込みました。
名古屋の河村市長と市議会の対立、鹿児島県阿久根市の前市長と市議会の対立などが最近でも話題となりましたし、私の地元の日南市においては、議員定数削減を目指す自治会連合会が条例制定の本請求を行うなど、地方議会そのもの存在意義が問われていると思います。

河村市長や阿久根の前市長は、議会を悪役に仕立て、それについて市民も一定の支持をしていたわけで、日南市においても「地方議会の仕事が見えない」「議員はあんなにたくさんいるのか?」などの声の結果だと思います。
また、執行部(行政)側の事前の根回しにより、ほぼ全ての議案が可決され、議会による条例制定なども少ないといった現状があります。

大阪の橋下知事や名古屋の河村市長は、それとは全く逆で、自分の政策を反対してしまう議会について、地域政党(首長与党)を立ち上げて、政策を実現するために議会の過半数を取ってしまおうとしています。

確かに、選挙という過程を通して民意を反映していますし、議会の反対がなくなれば首長がやろうとすることがスムーズに進めていけるわけで、とてもいいように思えます。

・・・しかし、これでいいのでしょうか。

執行部側が事前に根回ししてしまう議会も、首長与党で占められている議会も、結果は同じで、執行部側がやろうとしていることがなんでも通ってしまいます。
特に名古屋について言いたいのですが、なんだか新しいことが生まれそうな感じもしますが、首長与党がすぐに賛成してしまう議会は、議員の仕事が見えない・何でも可決してしまう旧来型の議会と結果は同じになるわけです。

最近、たまーにさせていただく講演や、このブログでも書いてますとおり、私は、日本復活のキーワードは地方分権・地域主権だと思っています。
地域のことは地域で決めるというプロセスを積み上げることで、強くて自立した地域住民(国民)が生まれ、その集合体であるこの国家が強くなるのだと思っています。

そして、その象徴となる場所が地方議会であるはずなのです。

地方議会は、住民の代わりに行政と議論を行う場所です。
それが地域政党という名の首長与党が、深い議論もなく全部可決してしまったら、旧来型の根回し等により何でも賛成で、住民の信を失っている古い地方議会と何ら変わりはありません。
結果が同じになるのです。

地方分権が叫ばれて久しい昨今ですが、少なくとも私は「アメリカみたいな連邦制にせよ」とか言ってるわけではありません。
基本的には、今の地方自治制度のままで良いと思っています。
(とは言え、ひも付き補助金の撤廃や義務付け枠付けの廃止はもちろんやるべきで、加えて税率の自由も地方に渡すべき、というのはあります。)

地方自治の枠組みは今のままで全然大丈夫なので、地方議会において、きちんとした実のある議論が行われるということが大切なのだと言いたいのです。

「地域のことは地域で決める」というプロセスを可視化できる場所が、「地方議会」なのです。

そんなことを思いながら今回の統一地方選を見ています。
なかなか仕事が最近忙しくて、名古屋についても細かくは見れていないので、ちょっとずれてしまっているかもしれませんが、私には名古屋の今の状況は非常に危うく見えます。
(ただ、河村市長が支持を受けている事実もあるわけなので、既存勢力には何かが足りない現実も一方ではあります。)

本当の意味で真に自立した地域を創り上げ、強い日本を作るには、地方議会こそがカギを握ると私は思っています。

最近。

千葉北総病院3千葉北総病院1

千葉北総病院2
今年に入って以降、毎日を非常に慌ただしく過ごしていました。

年末から正月にかけて多くの時間を割いたのは、ドクターヘリに関する業務です。
もう少し先になりますが、宮崎県にドクターヘリが導入されます。
それに向けての準備です。
県内の救急隊をはじめとした関係者の方々に、ドクヘリについて理解を深めていただくと同時に、ドクヘリに関するスキルも身に付けていただかねば、ヘリコプターだけを導入してもうまく機能しません。
写真は、月9ドラマ「コードブルー」のロケ地としても有名な千葉の先進病院です。
いろんなところに行って、修行の毎日でした。

そうこうしているうちに、新燃岳の噴火がありました。
当初のインパクトはすさまじく、これからどうなっていくのだろうか・・という大きな大きな不安が宮崎を覆いました。

私は、最初の大噴火のときは千葉県にしばらく出張していまして、宮崎にいませんでした。
ちょうど最初の噴火の次の日が宮崎に帰る予定の日で、飛行機が飛ぶだろうか・・と思いながら羽田空港に行くと、やはり天候不良(噴火)のため欠航・・・。
仕方なく都内にもう1泊し、次の日に再び羽田空港に行くも、朝から欠航・・・。
噴火が始まった最初の最初でしたのでどうしようもなく、仕事も残しているので、仕方なく大分空港経由で宮崎に戻りました。

帰ったらすぐに、火砕流や土石流に備えるための、諸々の対応に追われました。
私の今の担当が、「救急医療」「災害医療」であるためです。
ドクヘリ業務も、年度末の膨大な事務も・・という中で、DMAT(災害派遣医療チーム)などの準備を進めました。

そして、それも終わらないうちに、東北での今回の地震が発生しました。
宮崎県としては、まさに私の担当であるDMATをすぐに派遣し、その後もずっと自宅のある日南にもなかなか帰れないまま災害医療に関する業務に追われました。

そして、今日であれから1か月になります。
被災地を思うと、本当にやりきれなく、また、無力を感じます。

しかし、被災者でもない我々がいつまでも暗くしていても仕方がなく、逆に前向きに頑張っていかねばと思います。
しっかり仕事をし、経済活動もして、地域経済を回してかねば、いつまでもこの国の復活はありません。
もちろん、このことは私が言うまでもなく、そのような空気もたくさん出てきました。
私も自分ができること、与えてもらっている役割を、精一杯頑張りたいと思います。

もう数年このブログも書いていますが、初めて、かなり仕事のことも書きました。
これは、今回限り、、、ということで。
(内容は、記者発表済みの範囲内ですので。)

今日は、日南線の中で文章をパソコンで書いてます。
以前のブログで、帰宅途中の日南線の中で書くぞ!と言っておきながら、実際はパソコンの技術的な問題で全然書けていませんでした。
多分、その技術的な問題はクリアしましたので、帰宅後、うまく更新できると思います。
(と、信じてます!うまくいきますように!!)

ということで、今日はここまでです。では。