【旧かんぽの宿日南 事業者決定について】

今週火曜に、標記の件について記者会見を行い、各テレビ局から動画ニュースが出ていますので、ご覧いただきたいと思います。
続いて、その内容です。
日南市は、昨年営業を終了した旧かんぽの宿日南の運営事業者に、ホテル業などを経営する都城市の㈱グリーン商事を活用事業者として選定いたしました。
同社は今後、改修工事などを行い、来年2月初めの営業再開を目指します。
日本郵政㈱は、日南市や宮崎県の要望に応えるためホテル営業再開を目指してくださいましたが、コロナ禍の影響もあり、運営予定の事業者との交渉を断念。
その後、地元自治体には簿価を基準とした価格で売却できることから、市は早期の再開を目指すため、日本郵政㈱から施設を無償で借り受け、施設の取得を見据えつつ活用事業者を募りました。
(この日本郵政との大事な折衝をやり遂げられましたのは、市の前 産業経済部長の黒岩保雄さんです。日本郵政(株)様との信頼関係構築し、素晴らしいお仕事をしていただきました。
加えて、昨年度より、河野知事、郡司副知事をはじめとする宮崎県庁の皆様にも多大なるバックアップをしていただき、そして何と言いましても、一貫して地域に寄り添う姿勢でご決断いただいた日本郵政(株)様に御礼を申し上げます。)
その後、
市の公募に、県内外4社の応募があり、選定委員会にて審査され、㈱グリーン商事を選定しました。
同社は、都城グリーンホテルを運営し、JリーグのFC東京や栃木SCなどのキャンプを受け入れた実績や収支計画などが総合的に高く評価されました。
市は今後、開会中の12月市議会定例会で施設の取得費約1億4,400万円の一般会計補正予算案を追加提案し、可決されれば、今月中旬に㈱グリーン商事と使用貸借契約を結ぶ予定となっています。
日南市内にて、旧かんぽの宿の再開を望む声を多数聞いていました。
NHK宮崎での私のコメントにある通り、コロナ禍で、宿泊業界にとって大きな逆風の中、約1年での再開に繋げることができたのは、大変ありがたく思っております。
携わっていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
今後の動きについては、随時お知らせしてまいります。