「崎田市政」の代名詞にように言われてきたのが『官民連携』だったかなと思っています。

この文脈での雑誌の取材や講演、シンポジウムの登壇など、多く機会をいただきました。
ただ私は、本質的には「地域や民間の側から、自立した様々な動きが出てくる土壌を作ることが行政の役割」と考えて市政を動かしてきました。
だからこそ、日南市のコンセプト『創客創人』です。
“人が価値を生み出していく”、そのような流れこそ、私がやりたかったことです。
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昨日(日曜)は、「PAAK Hotel 犀-sai-」の内覧会があり、行ってきました!
一言でいうと、“一棟貸切の古民家の宿”で、私が注力してきた武家屋敷群の町並み再生事業が展開されている飫肥地区の大変良い場所に位置しています。
社長の鬼束準三さんは、元々は油津商店街の再生事業の初めの頃にど真ん中で関わっており、テナントミックスサポートマネージャーの木藤さんや現社長の黒田さんの会社(株式会社油津応援団)で、建築・デザインを担当する立場として働いていました。
その後、独立し、起業され、建築デザイン事務所(PAAK design株式会社)の代表をされています。
鬼束さんは、企業オフィスの内装デザインや古民家再生事業などの民間事業で多くの実績を残しており、最近では「ソトコト」の表紙を飾ったり、リノベーション・オブ・ザ・イヤー特別賞受賞など、様々な賞の受賞ラッシュが続くなど、大変注目されている若手建築家になっています。
今回の「PAAK Hotel 犀-sai-」は、鬼束さんの会社で、“自らリスクを負って”スタートさせた民間事業です。
私が初めて鬼束くんと出会った油津応援団時代から考えると、東京からUターンして、ゼロからのスタートで起業し、このように大活躍する姿を見るのは大変嬉しいのに加えて、凄いなという純粋なる敬意の気持ちでもいっぱいになります。
飫肥城下町の歴史的建造物は、ここ数十年、現状維持のままで、しかし行政予算が厳しいために少しずつジリ貧でありました。
そんな中で、大きく方向転換をし、民間と協業して、ここ数年は多くの武家屋敷や古民家のリノベーションが続いています。
来年度は、JR九州さんをはじめ、計5つの建物が新たにリノベーションされ、歴史を守りながら、新たな価値を付加していく形で大きく生まれ変わります。
批評するのは簡単ですが、実際にリスクを負いながら前に進んでいくのは本当に大変です。
その意味において、鬼束さんの今回の一歩は、大変意義ある大きな一歩です。心から敬意を表します。
今回の宿、めちゃくちゃ雰囲気も良く、ぜひ泊まりたい!と心底思う素敵な宿でした!!
※公式サイトです。素敵です。是非ご覧ください→https://paakhotel-sai.jp/
内覧会の来場者は予想を大きく上回る人数になったそうです。(コロナ感染対策はきっちりされていらっしゃいました。)
地元の方や県内の方にも是非お越しいただきたいと思います!
魅力を高めながら、生まれ変わりつつある飫肥城下町を体感していただけましたら幸いです!