【九州初!“日南かつお一本釣り漁業”が『日本農業遺産』認定!】

『日本農業遺産』とは、将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業を営んでいる地域を、国(農林水産省)が認定するもので、日南市では漁業者の皆さん達と連携し、“造船材を産出した飫肥林業と結びつく「日南かつお一本釣り漁業」”として、認定に向けて活動を行ってまいりました。
そして、令和3年2月19日に最終結果の発表がありまして、見事、「日南かつお一本釣り漁業」が日本農業遺産に認定されました!!
認定記念のセレモニーを関係者の皆さんと行いまして、喜びを分かち合いました!!
テレビ各局、大きく報道してくださいました。
≪NHK宮崎≫
https://www3.nhk.or.jp/…/miyazaki/20210219/5060008722.html
≪mrt宮崎放送≫
http://mrt.jp/localnews/?newsid=00037357
≪UMKテレビ宮崎≫
https://www.umk.co.jp/news/?date=20210219&id=07492
≪日南テレビ≫
https://youtu.be/962WdCUlgdI
平成29年9月に漁協、森林組合、商工会、県、市などを構成員として組織された「日南市かつお一本釣り漁業遺産認定推進協議会」から本格始動した取り組みで、構想から数えますと5年前からになります。
2年前にも日本農業遺産認定を目指して、農林水産省へ申請を行い、残念ながら落選。
悔しい思いもしましたが、飫肥林業とともに発展してきた“カツオ一本釣り”をもっともっと掘り下げて練り直し、今回の認定に繋がりました。
日南市の“かつお一本釣り漁”は、カツオを竿で1匹ずつ釣り上げるダイナミックな漁で、網を使って魚群を一網打尽にしてしまう漁法と比べて、乱獲に繋がりませんので、カツオ資源に優しい漁法です。
また、江戸時代、飫肥杉を植林して漁に使う船の材料として利用したこと。その山林から海に流れ出る養分が豊かな漁場を育むという、山林資源をうまく活用した漁業システムになっていることも評価されました。
今回の認定を通じて、自然・環境とカツオ資源に優しい漁法の良さを発信し、持続可能な漁業の提案を国や世界に向けて行っていきたいですし、まずは地元の皆さんにも価値を再認識していただき、我が郷土の誇りとしていきたいです。
日本、そして世界へ、“日南のかつお一本釣り”を発信してまいります!!