【もしもの大災害の時に、建物の中に閉じ込まれてしまった方を救出すること等を想定した訓練】

現在解体中の旧市役所庁舎で市消防職員による災害応急訓練を行いました。
同訓練は、災害時を想定した実践訓練を解体中の建物を利用して行うもので、救助用資機材の取り扱いや、建物内に取り残された要救助者の捜索・救助訓練など、消防職員の技術向上を目的に実施します。
この取り組みは2012年に旧日南振徳商業高校の校舎を利用して実施した消防訓練以来であり、今回は新庁舎建設に向け現在解体が進んでいる旧市庁舎で2日間に渡って行いました。
実際の訓練では、倒壊建物などにおいて内部へ進入することのできない建物の壁や床に開口部を設定するブリーチングと呼ばれる作業や、エンジンカッターなどを用いて鉄扉を切断する作業などが行われ、現場確認を行いました。
大災害が発生した場合に、鉄筋コンクリートの中に閉じ込まれてしまい、救出しなければならない時に必要な作業です。
70年近くお世話になった日南市役所の旧庁舎がもうすぐで取り壊し終わります。
名残惜しい気持ちもありますが、最後までこのように活用もしているところです。