ホテル業として再開を目指していた旧かんぽの宿日南について、コロナ禍による観光業などの経済低迷により、日本郵政は運営予定の事業者との交渉を断念する事になりました。
今後については、市が運営事業者を公募し、市が一旦建物等を取得して、その事業者に貸し付ける形で、早期の営業再開を目指していきます。
昨年営業を終了した旧かんぽの宿日南は、日本郵政が日南市や宮崎県の要望に応えるため、柔軟で粘り強い交渉で、ホテルとしての営業再開を目指しておられました。
しかしながら、コロナ禍で観光業をはじめとする経済の低迷により、先月中旬に、運営予定の事業者との交渉を、断念する旨の連絡がありました。
市民からは、日帰り温泉、カープキャンプ受入れ、避難場所等で再開を願うの声が出ている状況であるため、市ができることは何かを検討した結果、市が運営事業者を公募し、市が一旦建物等を取得して、その事業者に貸し付ける形で、早期の営業再開を目指していくこととなり、議会の全員協議会で説明いたしました。
具体的なスケジュールについて、以下のとおりです。
・10月中旬から運営事業者を公募
・市が日本郵政から施設を無償で借り受け
・運営事業者を決定し、施設の貸し付けを開始
・施設改修等を行い、来年2月を目途に営業を再開
その後、日南市が施設の簿価である1億2000万円を基準とした額で、日本郵政から財産を取得する予定です。
また、事業者が決定しない限り、市が施設等の資産を買取らないことは、日本郵政に了解をいただいております。
日南市にとっては大変重要な施設です。
早期再開を目指して努力してまいります。