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【南郷大島ミュージアムが大好評です!】

10月17日(土)からスタートした「第35回国民文化祭・みやざき2020、第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」のさきがけプログラムである「南郷大島ミュージアム」が、おかげさまで好評をいただいております。
この「南郷大島ミュージアム」は、日南市南郷町に浮かぶ無人島「大島」全体を博物館に見立てており、様々な芸術家や、地元を中心とした子供たち、大人たちによる「大島」の資源の再認識と、魅力を広く発信するアートプロジェクトです。
大島へは、南郷町の目井津港から「旅客船あけぼの3」に乗り片道約15分で渡るのですが、開始1週目から乗客が乗りきれないほどの盛況ぶりとなっているようです。
アートの力でこれだけ多くの方に大島へお越しいただくことができ、まさに嬉しい悲鳴をあげております!
12月6日(日)まで開催されておりますので,詳細をご確認のうえ、ぜひ足をお運びください!!

日南市長の3期目不出馬の決断をいたしました。

本日、正式に記者会見を行う予定です。

私は市長就任前から28年か312年と考えていました。

そう考えるに至った背景や今の思いを説明します。

【背景】

私が尊敬する政治家は、同じ首長職をされた五ヶ瀬の前町長の飯干辰己さんです。

私の前職は県庁職員で、その20代の頃、飯干町長(当時)の政策、町民や職員に対する姿勢、リーダーシップなどに惚れ込み、五ヶ瀬に何度も足を運び、飯干さんに宮崎市に来ていただいてプライベートの勉強会で講演をしていただくなど、たくさん学ばせていただきました。

その飯干辰己さんの言葉で、私の中に強く印象に残ってるのは、

「変わる時には1年目から変わる。変えられない人は何年やっても変えられない」

10年やって変えることができなかったものを、同じ人がそれ以上やっても変えられない」

というものです。

これは、飯干さんのトップリーダーとしての決意でもあると思いましたし、特に2つ目の考えから、飯干さんは「10年やってみて自分にできなかったことは何年やっても自分の能力ではできないこと」とおっしゃって、312年で不出馬の決断をされました。

その時に「本当は28年で終えても良いと考えた。しかし、後を継いでくれる人の目処もつけずに、とはいかなかった」とおっしゃったのを覚えています。

そして私の今回の決断でありますが、市長就任時から、10年の区切りは首長にはないので、28年で満足できたら幸せだなと考えていました。

飯干さんの言葉を胸に秘めて、「その気概を持って職務にあたるぞ」と初当選の春に思ったのを懐かしく覚えています。

私の場合、28年(まだ正確には7年半)が、とても長く感じています。

県庁職員だった時代や初めての選挙をやった頃、市長就任時というのは、約8年ほど前のことなのに、実感としては20年くらい前のことのような感覚です。

とても濃密な、そしてとても幸せな、これまでの7年半だったと思います。

【いつ不出馬を決めたのか】

まず、丸6年が終わる昨年の春に、妻と両親、後援会長と副市長に「今季限りで、3期目不出馬としたい」と伝えました。

ただし、政策として成し遂げたいと考えていた「飫肥(おび)城下町の歴史的建造物(市所有)の活用」と、「崎田市政を継承、そして発展させられる人を見つけること」を、残り2年で必ずや実現すると胸に決めました。

飫肥城下町については、従来の指定管理者制度から市の直営に変更し、一部の施設を民間に貸し出すために行政財産を普通財産に変える条例を可決し、民間投資による利活用事業者を全国から公募しました。

結果として、JR九州さんやJALさんらのJVの提案を採択させていただき、2年以内の開業又は工事着手に向けて動き出しました。

そのほか、同じく2年以内に小村記念館と歴史資料館の大幅なリニューアルを行います。予算が既に可決され、工事が始まるところです。

これから、飫肥の町は、これまで以上に歴史のロマンが感じられる素晴らしい町に生まれ変わると確信しています。

そして、私が心から信頼し、私の後を任せられると思う方が決意をされたことがあってこその私の決断です。

コロナ禍となるなんて思いもしなかった今年の初め、私から「私の後への決意をされないか」と話をさせていただきました。

その方は、私と一緒に様々な政策の実現に漕ぎ着けてきた方であり、その実務能力・リーダーシップ・人を惹きつける力は抜群だと思っています。

日南市の更なる進化を、実は私が最も楽しみにワクワクしています。

【これまでを振り返って】

振り返ってみて、私は改めて、恵まれた2期の市長生活を送らせていただいたと思っています。

東九州自動車道の整備が進み、日南市初の高速道路区間が開通、宮崎市まで繋がるのも目前まで来ました。南への区間も事業が進み、南郷地区まで用地買収が既にスタートしています。

国道220号(鵜戸地区)の道路整備も進み、トンネル着工から完成までしたものや、新規区間(南区間)の事業化も成し遂げました。

油津港の整備も進み、大型クルーズ船が日南市に入ってくるのが日常となりました。新型コロナの影響で今は止む無しですが、またいずれ賑わいます。

地域医療分野にも力を入れ、県庁から人材も派遣していただき、地域医療対策室を設置。

住民への啓発のみならず、市立中部病院の経営改革にも取り組み、市からの繰り入れを大幅に下げるなど、病院スタッフの頑張りもあり、大きな成果となりました。

また、子どもの貧困については、大阪で活動されています辻由起子さんにご指導いただきながら、住民の啓発から計画の策定、そして、教育委員会では「いのちの教育」がスタートし、赤ちゃん授業や新たな性教育が行われています。

そのほか、LGBTの理解を広げる取り組みを行ったり、合併10周年を記念して秦基博さん(日南市出身)を飫肥小学校グラウンドにお招きしてのライブの実現もできました。

そして、先日(10/10土曜)の宮崎日日新聞の記事にもありましたとおり、自分にしかできない政策手法に挑戦し、やり切ったというのが率直な今の気持ちです。

飫肥城下町の再生は、内容は既述の通りですが、民間人や県庁からの人材の登用、そして何を言いましても飫肥地区住民の大きな理解と協力があり、その上で、まさに新たな手法によってレールが敷かれましたので、この2年で、飫肥の町は劇的に変わると思います。

そして、やはり、自分にしかできなかった政策のもう一つの代表格は、油津商店街の再生です。

サポマネ木藤さんとマーケティング専門官の田鹿さんの2人の民間人登用を基軸に、元々の商店街の皆さん、新たにやって来てくれた店主の皆さん、多くのIT企業経営者の皆さん、それを裏で支えた市役所職員の奮闘があって今があります。

8年前に、シャッター街で人が全く歩いていなかった商店街において、10社を超えるIT企業、100人を超える若者が、空き店舗をカッコよくリノベーションし、その中で働く姿を誰が想像できたでしょうか。

この油津や飫肥での成果は、地方創生の好事例として評価をいただき、全国から多くの視察者が訪れました。

日南市では、これまで大臣による行政視察というのは無かったそうなのですが、この8年間で6人の現職大臣が視察に訪れていただき、特に地方創生担当大臣は3人の方がお越しくださいました。

最初の大臣視察では、これまで日南市で市職員に経験が全くなかったので、その準備に大騒動となり、当日をドキドキしながら迎えたのを懐かしく覚えています。

今となっては、ある意味慣れてしまいまして笑、どうすれば大臣に要点を理解してもらえるか、その視察内容を突き詰めようとするくらいの余裕も生まれているところです。

そのほか、官房副長官、副大臣、政務官、他県の首長も多く受け入れさせていただきました。

このように振り返ってみて、大変充実し、本当に幸せな市長としての日々を送らせていただいたと思います。

何一つ悔いのない、清々しい気持ちでいます。

【多くの皆さんへの感謝】

まず、ここまで支えていただいた副市長をはじめとする市役所職員の皆さんに心より感謝申し上げます。

7年半前に、33歳の若造がある日突然上司としてやってきて、受け入れる市役所は不安でいっぱいだったのが実際ではないかと思います。

よく、全国で講演に呼ばれた際、質疑応答の時間に「年上の部下・幹部が言うことを聞いてくれなくて苦労したエピソードを教えてください」「反発する年上の部下をどうすることによってまとめてきたんですか」などの質問を受けるんですが、「そもそも、部下についてきてもらえず、苦労した経験がないんですよ笑」と答えています。

本当に全くなく、就任当初から私の考えを理解してもらい、私からの指示事項に真摯に向き合って、形にしてくれた大変優秀な日南の市役所職員に心からの感謝であります。

この日南市職員なくして、﨑田市政は成り立っていません。

熱い情熱とレベルの高い行動力・スピードを持つ、全国に誇る公務員です。

そして、日南市では、自治会、消防団、地域連携組織といった住民活動も盛んです。

たくさんの市民の皆さんの自発的な動きがあって、今の日南市があります。

グリーンフラッグプラスという新型コロナ対策の住民啓発活動を、自治会連合会から逆提案を受けたのは象徴的なことでした。

また、濱中議長をはじめとする日南市議会の皆様、国会議員・県議会議員の先生方、河野知事をはじめとする県庁職員の皆さん、県内自治体の皆さん、そして、全国の都道府県・市町村の皆さん、国の各省庁の皆様にも大変助けていただきました。

私に関わってくださった全ての皆様に感謝を申し上げます。

本当に幸せな日々でした。

最後の最後に、後援会を支えていただいた長尾会長や堀田事務局長、そして応援いただいた全ての皆様への感謝を申し上げます。

そして、いつも笑顔で支えてくれた妻と、元気いっぱいの3人の子どもたち。常に陰で支えてくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。

家族の支えがあって、今の私があります。本当に本当にありがとうございました。

一方で、もちろん、日南のまちづくりが完成されたと思っているわけではありません。

初当選の夜、マスコミからのインタビューで「市長になって何がやりたいですか?」との問いに、「人づくりです。」と答えました。

そして、しばらくして、日南市のコンセプトが『創客創人』となりました。

コンセプト発表の際に、それを伝えるめちゃくちゃ素敵な動画を制作することができ、この「創客創人」が体現できる日南市になるために必死に走り抜けた7年半でした。

今の日南市の一番の財産は『人』であります。

日南の人たちが各分野で立ち上がり、市外からもチャレンジをする若者が集ってきて、それがまた刺激となり、新たな価値を創り上げていく。

まさにこのプラスの循環こそが『創客創人』です。

日南市はこれから更なる進化をしていくと確信しています。

・・もうこれで卒業するような感じの文章の流れですが笑、まだ半年の任期を残しています。

最後の最後まで、﨑田恭平らしく市政に全力投球いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

もちろん、退任後も日南に住みますので、その先も変わらない人間づきあいをお願いしたいと思います。

本当にかなりの長文、失礼いたしました。

ありがとうございました!

日南市長 﨑田恭平

【かんぽの宿日南 早期再開を目指す今後の動向について】

ホテル業として再開を目指していた旧かんぽの宿日南について、コロナ禍による観光業などの経済低迷により、日本郵政は運営予定の事業者との交渉を断念する事になりました。
今後については、市が運営事業者を公募し、市が一旦建物等を取得して、その事業者に貸し付ける形で、早期の営業再開を目指していきます。
昨年営業を終了した旧かんぽの宿日南は、日本郵政が日南市や宮崎県の要望に応えるため、柔軟で粘り強い交渉で、ホテルとしての営業再開を目指しておられました。
しかしながら、コロナ禍で観光業をはじめとする経済の低迷により、先月中旬に、運営予定の事業者との交渉を、断念する旨の連絡がありました。
市民からは、日帰り温泉、カープキャンプ受入れ、避難場所等で再開を願うの声が出ている状況であるため、市ができることは何かを検討した結果、市が運営事業者を公募し、市が一旦建物等を取得して、その事業者に貸し付ける形で、早期の営業再開を目指していくこととなり、議会の全員協議会で説明いたしました。
具体的なスケジュールについて、以下のとおりです。
・10月中旬から運営事業者を公募
・市が日本郵政から施設を無償で借り受け
・運営事業者を決定し、施設の貸し付けを開始
・施設改修等を行い、来年2月を目途に営業を再開
その後、日南市が施設の簿価である1億2000万円を基準とした額で、日本郵政から財産を取得する予定です。
また、事業者が決定しない限り、市が施設等の資産を買取らないことは、日本郵政に了解をいただいております。
日南市にとっては大変重要な施設です。
早期再開を目指して努力してまいります。

【インフルエンザ予防接種の助成対象者を妊娠中の方や生後6ケ月から小学2年生までのお子さんまで拡大します!】

今冬は、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念されています。
このため、インフルエンザ予防接種によって感染流行や重症化を防ぎ、医療供給体制が逼迫する恐れを低減するために、これまで実施しております65歳以上の高齢者等の定期接種対象者への助成に加えまして、国が呼びかけています優先的な接種対象者である『妊娠中の方や生後6ケ月から小学2年生までの子ども』を対象に、令和2年度に限り、季節性インフルエンザ予防接種費用の助成を行うこととしました。
是非、今回の助成を活用して、予防接種をお願いいたします。厳しい冬になると思いますが、みんなで乗り切りましょう!

【県内初の“ハンコレス”!】

日南市では、市民が窓口で申請する際の負担を軽減するため、法令で義務付けられている物を除き、押印の義務づけを段階的に廃止する「ハンコレス」に取り組みます!
(NHKさん、宮崎日日新聞さん、読売新聞さんに取り上げていただきました。)
NHK宮崎ニュース動画↓
早速、10月5日(月)からは、国保関係書類の一部について、先行して押印省略をスタートしました。
今までは、窓口で印鑑を忘れたために、わざわざ自宅などに取りに帰ってもらうというケースもあり、この取組みが進むことにより市民の負担軽減が期待できます。
10月5日(月)からスタートする「ハンコレス」申請書類は別添画像のとおりで、順次追加していく予定です。
今後は、数千にも及ぶ庁内の申請書類を精査し、一括して手続きを行い、令和2年度末を目途に廃止したり、議会に条例等の改正案を上程していきます。
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加えてここからは、市役所内部の話で大変恐縮なのですが、
市長の立場として大変嬉しかったのは、私が“ハンコレス”の検討を指示しましたところ、担当課が「もう既に準備してスタートするところでした」と普通に言ってきたことです。
改めて私は市役所職員の日頃からの努力に助けられているなと思いましたところです!
本当にこれは嬉しかったです。
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ということで、これからも市民サービスの向上に向けて、職員と共に努力してまいります!
《問い合わせ》
・市民課申請書類に関わること:市民生活部 市民課 0987-31-1124
・ハンコレス全体に関わること:総合政策部 総合戦略課 0987-31-1116