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第4回日南市入札制度等検証委員会を開催しました。

3月29日(月)に、第4回日南市入札制度等検証委員会を開催しました。
今回の会議では中間報告の内容を取り纏めるとともに、今後のスケジュール等についての確認を行いました。
そして会議終了後、私あてに中間報告書が提出されました。
ポイントについては以下のとおりです。
(1) 第三者による入札監視委員会(仮称)の設置を要請する。
(2) 市職員で構成する日南市指名競争入札参加資格等審査委員会に、入札監視委員会の構成メンバーをオブザーバー参加させる仕組みを作るよう要請する。
(3) 談合情報の提供に関する相談窓口の設置を要請する。
(4) 指名入札参加業者を予測できなくするために、その選定についてはランダムとなる運用を行うよう要請する。
(5) 指名資格審査の要件を機械的ではなく、手持ち工事の状況や技術者の数などの施工能力を考慮したものとするよう要請する。
(6) 市役所内(市の組織)に、独立したコンプライアンス専門部署の設置を要請する。
6つの項目とも、かなり踏み込んだ内容になっていますが、特に(2)については、入札監視委員会のメンバーの方にもかなりの負担をおかけする仕組みとなり、ここまでやることによって透明化を図ること目指す内容となっています。
各報道各社も大きく取り上げてくださいました。
≪NHK宮崎≫
https://www3.nhk.or.jp/…/miyazaki/20210329/5060009020.html
≪UMKテレビ宮崎≫
https://www.umk.co.jp/news/?date=20210329&id=08004
≪MRT宮崎放送≫
http://mrt.jp/localnews/?newsid=00037799
そのほか、(6)の独立したコンプライアンス専門部署の設置なども含め、これらが実行できますように、準備に取り掛かりたいと思います。

【日南市のこの8年を総括する「創客創人」の動きを、リアルとオンラインのハイブリット形式でシンポジウムを開催!】

平成27年度から毎年開催している「創客創人シンポジウム」を今年度も開催します。
日時:令和3年3月27日(土)10:00~(9:30開演)
会場:南郷ハートフルセンター
今回は、初めての試みとしてYOUTUBEでのライブ配信も行います。
【配信URL】https://www.youtube.com/watch?v=UwEeypz64As
新型コロナウイルス感染症対策を行った上で現地観覧も行いますので、ご都合の良い方法でご参加・ご視聴いただきたいと思います。
今回はなんと!地元日南市出身で宮崎を代表するアナウンサーであるUMKの榎木田朱美さんが、ファシリテーターを務められます!!
じっくり様々な角度から榎木田さんが、議論を深めてくださると思います!
市民の皆様だけでなく、市外の人も興味を持ってもらえる内容になっていると思いますので、是非ご参加・ご視聴ください!

【4月1日から日南市において『パートナーシップ宣誓制度』が始まります!】

令和3年4月1日から、性的マイノリティーのカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ宣誓制度」を導入します。
パートナーシップ宣誓制度とは、法律上では結婚できない同性同士もしくは異性のカップルでも、自治体が結婚に相当する関係と認めるもので、認めたことで何ができるようになるかは自治体によって異なります。
日南市では、市内に住む20歳以上の同性もしくは異性カップルが宣誓書を提出すると、市が結婚に相当する関係と認め、受領証を交付します。法的な拘束力はありませんが、受領証を提示することで、現在家族を条件にしている市営住宅への入居が可能となります。
また、市の職員において、職員同士がこのパートナーシップ宣誓制度を利用した場合、職員に対し4万円の結婚祝い金や慶弔見舞い金などを支給するほか、今後、結婚休暇なども取得できるよう福利厚生を充実させます。
パートナーシップ宣誓制度を導入したことで公営住宅への入居が可能となったのは、県内では宮崎市、木城町に次いで3番目ですが、市職員の福利厚生の見直しを図ったのは日南市が初めてです。
日南市においてパートナーシップを宣誓するための要件は、
(1)宣誓する2人がパートナーシップを構築していること。
(2)宣誓する2人が成人していること。
(3)宣誓する2人の一方または双方が市内在住または市内への転入を予定していること。また、市内への転入を予定している者が宣誓後14日以内に本市に転入できること。
(4)配偶者がいないこと。または、宣誓をしようとする相手以外の者とパートナーシップの宣誓をしていないこと。
(5)宣誓をする2人が、近親者(直系血族、三親等内の傍系血族または直系姻族)でないこと。ただし、パートナーシップに基づく養子縁組の場合は、この限りではない。
宣誓するための流れは、
(1)宣誓希望日の7日前までに電話にて事前予約。
(2)必要書類を揃えて、予約した日時に2人で来庁していただく。
(3)市職員立ち合いのもとで、宣誓書及び確認書に記入していただく。
(4)市から「宣誓書の写し」と「宣誓誓約書」を交付する。
日南市では平成29年度から性の多様性についての検討を始め、平成30年度に「多様な性の尊重推進検討委員会」を設置。
パートナーシップ宣誓制度を含む性の多様性の問題について、性的少数者の方々や、学識者等を交えて意見交換を行ってきました。
すぐに制度だけ始めることもできたわけですが、この間、市民への啓発の講演会など、理解を深めてもらう場を作ることをかなり積極的に行い、丁寧に進めてきました。
今後はパートナーシップ宣誓制度を施行している他の自治体や、団体を参考にしながら、宣誓したことで受けられる行政サービス等の拡充について検討してまいります。
また、この制度の施行を通して、市民への意識の啓発を行いながら、偏見や差別意識の解消を図り、今後実施すべきである問題(中学生の制服や、新庁舎のトイレの設置等)についても検討を続けてまいります。
【NHK宮崎ニュース】
https://www3.nhk.or.jp/…/miyazaki/20210318/5060008937.html
なお、今回の制度スタートを記念して、YouTube動画を制作しました!
是非、ご覧いただきたいと思います!!!
【日南市役所好きぃ~部】
※3/8(月)パートナーシップ宣誓制度パネルディスカッション
(前編)https://youtu.be/a_anE5e0mLw
(後編)https://youtu.be/KpL3gyJFvbE

私の日南市長としての最後の市議会定例会を無事に終えることができました。

昨日、私の日南市長としての最後の市議会定例会を無事に終えることができました。
市長選挙が近づいておりますので、これまで継続している重要政策は盛り込みつつも、骨格予算になります。
無事に可決され、全日程を終えて、ホッとしているところです。
そんな中、最終日に、私(市長)に対する問責決議案が、賛成9、反対9の可否同数となり、濱中議長の判断で可決となりました。
賛成討論が1人、反対討論は3人も立つなど、真っ二つに分かれての論戦となりました。
内容は、田中利郎前副市長の一連の逮捕に関する責任を問うものです。
提案者は、杉尾麻起子議員で、賛成者(共同提案者)は、共産党の井福秀子議員と社民党の岩永憲明議員です。
では、「問責決議」とは何なのか。
「国や地方自治体の議会において、首長など特定の地位にある者について、その責任を問う旨を意思表示した議決」です。
また、この問責決議は、法的拘束力がありません。
それもそのはずで、「議会として、市長に責任があるんじゃないか!」と意思表示をするだけなのが問責決議なのです。
今回の決議案ですが、最後に趣旨が書いてありますので、要するにそこが私に言いたいことになりますから、その部分を抜き出して書きます。
「よって日南市議会は、﨑田恭平市長に、田中利郎前副市長の任命権者として、また、今回の事件発生における市政の責任者としての責任を問うものである。」
これに対して、私は、決議可決直後のマスコミによる囲み取材で、
「決議内容は、『市長としての責任を果たして欲しい』ということなので、既に立ち上げている第三者の外部有識者による入札制度を検証する委員会などで、しっかり自らの責任を果たしていきたい」という旨で答えています。
NHK宮崎ニュース
https://www3.nhk.or.jp/…/miyazaki/20210318/5060008935.html
その通りシンプルな話であって、私自身、市政の責任者である市長として、その責任を果たさないといけないと思っております。
ただ、今回の決議文が目指していることは非常に抽象的であり、辞職勧告でもなく、具体的に何かを求めるわけでもない内容で、「副市長の任命権者としてと、市政の責任者としての責任を問う」ということであります。
このようにあえて抽象的に表現しているのには、理由があると思われ、今回のように表現された決議文であると、他の議員さんたちからすると、実際には反対をすることは難しいわけです。
「反対してしまうと、市長に全く責任がない」と議員として認めたように見えてしまうからです。
なので、今回の決議文は、「全会一致」となることを目指して文章が構成されています。
事実、私も「責任がある」と考えており、自らの責任で第三者の外部有識者による検証委員会を立ち上げました。
「しっかりと責任を果たしていきたい」と一貫して申し上げています。
そのような決議文なのに、実際には、反対が半分の9票も入り、反対討論が3人も立つこととなりました。
繰り返し述べますが、私に責任がないと言っているわけではありません。
このような事態になり、市民の皆様にご心配をおかけしていることに対し、申し訳なく思っており、当初よりお詫びを申し上げています。
その上で、私自身の責任として、他の事例であれば、裁判終結後に置かれることの多い検証委員会を早急に立ち上げ、既に3回開催し、今月末には中間報告を受け、一定の方向性を示すスピード感で進めています。
決議文の中で、論拠としているのは、次の3点です。
・副市長の処遇について速やかに対応しなかったこと。
・罪を疑われることをした時点で、市長の任命責任がある。
・任期満了の日が判決前になることは明白であり、現時点で判断できないとするのはおかしい。
これに対し、まず、自民党の谷口慎二議員が、「捜査が動いている中で、当初は3回の逮捕が重なることは予想できないのであって、結果から見て、後から遡って問題があるとするのは論理的におかしい」「“推定無罪の原則”があり、判決が出ていない状況では判断できないのはやむを得ない」という指摘があり、
同じく自民党の鈴村和枝議員からは、「任命したのは市長だが、その人事案を承認したのは日南市議会だ。自らの責任を振り返る機会を設けることなく、市長だけに責任を押し付けるのはおかしい」と反対討論をされました。
これに加えて、公明党の黒部俊泰議員が、「市長は、第三者の外部有識者による検証委員会を立ち上げ、自らの責任を果たそうとしている」と反対討論をされました。
結果、賛成と反対が同数の9票となり、濱中議長の判断により、可決となりました。
この問責決議を受け、報道が流れて1日が経ちましたが、秘書室や市の代表電話に私の責任に関する苦情等は無く、反対をされた市議の皆さんへも無いそうです。
冷静に市民の皆さんが見てくださっているのだなと思います。
残り約1か月の任期でありますが、入札制度に関する制度改革の方針(中間報告)を取りまとめ、
また、ワクチン接種の準備などの重要な仕事もありますので、最後まで自身の責務に取り組んでまいりたいと思います。

「崎田市政」の代名詞にように言われてきたのが『官民連携』だったかなと思っています。

この文脈での雑誌の取材や講演、シンポジウムの登壇など、多く機会をいただきました。
ただ私は、本質的には「地域や民間の側から、自立した様々な動きが出てくる土壌を作ることが行政の役割」と考えて市政を動かしてきました。
だからこそ、日南市のコンセプト『創客創人』です。
“人が価値を生み出していく”、そのような流れこそ、私がやりたかったことです。
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昨日(日曜)は、「PAAK Hotel 犀-sai-」の内覧会があり、行ってきました!
一言でいうと、“一棟貸切の古民家の宿”で、私が注力してきた武家屋敷群の町並み再生事業が展開されている飫肥地区の大変良い場所に位置しています。
社長の鬼束準三さんは、元々は油津商店街の再生事業の初めの頃にど真ん中で関わっており、テナントミックスサポートマネージャーの木藤さんや現社長の黒田さんの会社(株式会社油津応援団)で、建築・デザインを担当する立場として働いていました。
その後、独立し、起業され、建築デザイン事務所(PAAK design株式会社)の代表をされています。
鬼束さんは、企業オフィスの内装デザインや古民家再生事業などの民間事業で多くの実績を残しており、最近では「ソトコト」の表紙を飾ったり、リノベーション・オブ・ザ・イヤー特別賞受賞など、様々な賞の受賞ラッシュが続くなど、大変注目されている若手建築家になっています。
今回の「PAAK Hotel 犀-sai-」は、鬼束さんの会社で、“自らリスクを負って”スタートさせた民間事業です。
私が初めて鬼束くんと出会った油津応援団時代から考えると、東京からUターンして、ゼロからのスタートで起業し、このように大活躍する姿を見るのは大変嬉しいのに加えて、凄いなという純粋なる敬意の気持ちでもいっぱいになります。
飫肥城下町の歴史的建造物は、ここ数十年、現状維持のままで、しかし行政予算が厳しいために少しずつジリ貧でありました。
そんな中で、大きく方向転換をし、民間と協業して、ここ数年は多くの武家屋敷や古民家のリノベーションが続いています。
来年度は、JR九州さんをはじめ、計5つの建物が新たにリノベーションされ、歴史を守りながら、新たな価値を付加していく形で大きく生まれ変わります。
批評するのは簡単ですが、実際にリスクを負いながら前に進んでいくのは本当に大変です。
その意味において、鬼束さんの今回の一歩は、大変意義ある大きな一歩です。心から敬意を表します。
今回の宿、めちゃくちゃ雰囲気も良く、ぜひ泊まりたい!と心底思う素敵な宿でした!!
※公式サイトです。素敵です。是非ご覧ください→https://paakhotel-sai.jp/
内覧会の来場者は予想を大きく上回る人数になったそうです。(コロナ感染対策はきっちりされていらっしゃいました。)
地元の方や県内の方にも是非お越しいただきたいと思います!
魅力を高めながら、生まれ変わりつつある飫肥城下町を体感していただけましたら幸いです!