『日南市「生活習慣病の国保医療費を10%削減」成功』

『日南市「生活習慣病の国保医療費を10%削減」成功』
という見出しで、昨日のNHKニュースで取り上げられました。

今だけニュース動画が見れますので、是非ご覧ください!
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190319/5060002875.html

県立看護大学の江藤敏治教授が、「『日南モデル』という形で多くの自治体で取り組んでもらうといい」というコメントしてくださっています。

それではここで、日南市の取り組みについて、「課題」「対策」「効果」別にまとめを書きたいと思います。

○課題
日南市では自営業者などが加入する国民健康保険の医療費が平成22年度には1人あたり38万470円と、県内の平均を約6万6,000円上回り県内で最も高い状況にありました。

○対策
このため市では、医療費を押し上げる要因となっていた生活習慣病に重点を置き、平成24年度から以下のような対策を進めてきました。

①市内の153自治会に対して、地域ごとの健康づくり推進員の配置をお願いし、地域住民への特定健康診断等の受診呼びかけを依頼。

②特定健診の数値が悪かった人に対して、保健師が訪問指導(直接自宅へ出向き指導)等で、個別に早期の医療機関受診や生活習慣の改善などの働きかけを行った。

○効果
このような取組の結果、平成24年度から平成29年度までの5年間で、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病に関する1人あたりの医療費は、年間6万6,400円から5万9,350円となり、7,050円(率にして約10%)削減できました。

以上になります。
市の保健師をはじめとする現場職員の頑張りが実った形です。
これからもこのような地道な取り組みを継続してまいります!